【聖地巡礼三十四弾】聖地の数が少ないけど本気でPR!佐賀のアニメ聖地を紹介
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お笑い芸人のはなわが「佐賀県」を歌って一世を風靡したのも今や昔。異国情緒あふれる長崎と、九州最大の経済圏である福岡に挟まれた佐賀県は今一つ観光需要の薄い県です(佐賀県の方ごめんなさい)。もちろん、佐賀県にだって皆さんのよく知っているスポットや名産品は幾つもあります。伊万里焼はその最たるものの一つでしょう。

では、アニメの聖地としてはどうなのか? 今回は佐賀のアニメ聖地をご紹介していきます。

佐賀県のアニメ聖地の特徴

佐賀県の有名な観光スポットと言えば、弥生時代の集落の跡地である吉野ケ里遺跡でしょう。日本の歴史を紐解く上では、紛れもなく重要な地位を占めていると言えます。

しかし、アニメの舞台として見栄えのする景観かというと、どうやらそうではないと思われているのかもしれません。両隣が長崎や福岡なら尚更です。

そんなわけで、佐賀県はこれまでアニメの聖地に中々恵まれない土地でした。ですが、それだけに数少ないアニメは積極的に広報活動を行っているようです。

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佐賀県のアニメ聖地①:中二病でも恋がしたい!

TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』は京都アニメーション制作の学園ラブコメです。第2期まで制作されるなど、強い人気を持つアニメですね。原作は虎虎氏の同名ライトノベルで、その出版も京都アニメーションが行っています。

高校生の富樫勇太は『ダークフレイムマスター』であった頃の自分と決別していたが、そんな彼の前に、ある日眼帯を付けた『邪王真眼の使い手』である少女、小鳥遊六花と遭遇します。学園ラブコメの御多分に漏れず、二人は惹かれ合っていく事になるが……というストーリーですね。

舞台は特に佐賀県というわけではありませんが、佐賀県に彼らの聖地が幾つか存在しています。

佐賀県でナンバーワンに有名なスポット、吉野ケ里遺跡です。富樫達が修学旅行先として訪れ、観光した土地ですね。ちなみに、一番上で紹介した背景の元になっているのは有田ポーセリンパークという名のテーマパークです。

こうしてみると、非常にそっくりですし、中二病映えする外観ですよね。

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佐賀県のアニメ聖地➁:ユーリ!!! on ICE

TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』は、久保ミツロウと山本沙代の原案による、MAPPA制作のオリジナルアニメ作品です。男子フィギュアスケートを題材としたアニメであり、そのシーンは実際に滑って撮影した映像を元に制作されているなど、非常に力の入った作品です。

主人公の勝生勇利は、フィギュアスケートの特別強化選手に選ばれる程の実力を持っていましたが、メンタル面の弱さが響き、大会では中々結果を出せずにいました。本編の冒頭ではとうとう引退までも考え、故郷である九州長谷津の実家へ帰る事になりました。しかし、ひょんなことからリンクで個人的に演技を披露した事から、彼の運命が再び動き出すことになります。

勇利の実家のある長谷津は架空の町。元となったのが佐賀県の唐津市でした。周辺にはこのアニメの聖地がいくつか存在します。見ていきましょう。

舞鶴橋。勇利がトレーニングのためによく走っていたロケーションです。街灯の形など、細部は異なっていますが非常に美しく景観を再現していますね。

唐津駅からすぐそば、京町商店街です。ユーリがヴィクトルを探して歩いた商店街ですね。中ではOPが流されたりしているようです。

アーケード内ではポスターでの宣伝の他にも、立て看板などでアニメ内の描写についての解説なども行われているようです。かなり宣伝には力が入っているみたいですね。

さらにもう二つ。唐津駅と唐津城です。どちらも劇中では長谷津駅に長谷津城として登場しています。しかし、名前が違う以外はとても正確に再現が行われているように見えますね。

放映終了からしばらく経っていますが、現在でも聖地巡礼マップが配布されているなど、手厚いガイドが行われているようです。まだ行ったことない、という方はぜひ行ってみてください。

佐賀県のアニメ聖地➂:ゾンビランドサガ

TVアニメ『ゾンビランドサガ』は、MAPPA、エイベックス・ピクチャーズ、Cygamesの共同企画によって制作された、オリジナルのアニメ作品です。このアニメには佐賀県の広報広聴課も積極的に関わって作られたという、当に佐賀県の為のアニメです。

2008年、高校2年生になった源さくらは、東京のアイドルオーディションを受けようとした矢先、軽トラックに撥ねられ死んでしまいます。……が、10年後、彼女はゾンビとして目覚めました。彼女の前に現れた巽幸太郎は、同様に目覚めたゾンビ少女達と共にアイドルとして、佐賀県の認知度を高めるための活動に身を投じていく事となるのです。

この作品の佐賀に対するリスペクト具合はかなりのものです。聖地となった観光地をいくつか挙げてみましょう。

源さくら達が結成する事になったアイドルチーム、フランシュシュの活動拠点となったお屋敷です。元となっているのは、旧三菱合資会社の唐津出張所。現在は休館中となっているようですが、それがまた雰囲気づくりに一役買っている? かもしれませんね。

佐賀の唐津駅前です。さくら達はこの広場でゲリラライブを敢行する事になりました。こうしてみると、三つ巴の数など細部に違いはあるものの、赤獅子の雰囲気はしっかり再現されているようですね。

ドライブイン鳥の伊万里店。本編では第五話で登場しています。看板から自販機の位置までほとんどが再現されているようです。ちなみに、ユーリ!!! on ICEでも登場しています。

本編ではさくら達がCM撮影のために訪れ、その味に感激さえしていました。佐賀に来た時には、腹ごしらえとしてここに来てみるのもよいかもしれませんね!

さらにもう一つ。第4話で出てきた嬉野温泉、シーボルトの湯です。かつてドイツ人医師のシーボルトも立ち寄ったというところから、この名が付いているようです。現実の館内にはゾンビランドサガのポスターなどが貼られて、盛んにアピールが行われていますよ。

ゾンビランドサガの宣伝には、佐賀県も特別力を注いでいるようです。ゾンビランドサガの側も、佐賀県のPRの為に全力を注ぎこんでいます。佐賀県全てを観光するつもりで、ゾンビランドサガの聖地巡礼を行ってみるのもよいかもしれませんね。

番外編:佐賀県の聖地は他にもこんな作品も

このように、アニメの聖地には中々恵まれずにいた佐賀県でしたが、ゲームや実写映画にまで視点を広げていくと、佐賀県の聖地としての一面を見る事が出来ます。

一つは『黒執事』の実写版。館の撮影には、上でも挙げた佐賀県の有田ポーセリンパークが用いられていたようですね。黒執事の舞台はイギリスですが、ここも聖地としてファンがしばしば訪れるなどしているようです。

もう一つはスクエニ初の『サガシリーズ』。『ロマンシング佐賀』と題して、定期的に佐賀県とサガシリーズのコラボが行われてきました。スタンプラリーなども行われていたようなので、次の開催があれば参加してみてはいかがでしょうか?

佐賀県のアニメ聖地は発展途上!

さて、今回はいかがだったでしょうか。アニメの数が少ない? 申し訳ありません。でも本当に少ないのです。ですが、『ゾンビランドサガ』や『ロマンシング佐賀』の企画を見る限り、佐賀県は本気のようです。数年後には聖地はもっと増えているかも……?今後に期待が出来そうですね。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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