【聖地巡礼三十二弾】聖地巡礼ツアーも充実!大分県のアニメ聖地7選
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「聖地巡礼」という言葉には、元々の意味の他にもアニメや漫画などの舞台となった土地や建物を『聖地』と称して巡る」という意味も浸透しています。都心部以外にも地方を舞台としたアニメはたくさんあり、それがきっかけで地方活性化に繋がった土地もあるほどです。そんな中から今回ご紹介するのは、大分県のアニメ聖地。調べてみると、多くの大分県に縁のあるアニメを発見しました。大分県の魅力とともにたっぷりお伝えしますね。

大分県のアニメ聖地の特徴

美しい自然や古い建物が残っているため観光地が多く、美味しいグルメも揃っている大分県県。聖地巡礼がてら大分県観光も出来てしまいそうです。また、意外なことに作者が大分県出身で、地元の建物や地名を作品のイメージとして用いているパターンも多く見られました。また、作品をテーマにした観光として、聖地巡礼コースが組まれたり、キャラクターにちなんだ立て看板なども多くあります。

そんな、アニメファンのみならず、旅行好きな方にも、聖地巡礼と旅行、両方楽しめるというのが、大分県の聖地巡礼の良いところでしょう。

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大分県のアニメ聖地①:ラブライブ!サンシャイン!!

まずは、『ラブライブ!』シリーズ2作目の『ラブライブ!サンシャイン!!』より、「旧豊後森機関車庫」をご紹介します。『ラブライブ!』とは、スクールアイドルの奮闘を描くメディアミックス作品で、アニメ版も大ヒット。そのファンを指す「ラブライバー」と言う言葉は2017年の新語・流行語大賞にノミネートされるほど、社会現象を巻き起こしました。

さて、大分県にある「旧豊後森機関車庫」は、『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するアイドル「Aqours」の3rdSingle『HAPPY PARTY TRAIN』のPVの舞台となっております。PVでは、「Aqours」の看板も付け足され、ステージとしてオマージュされています。

しかし、かなり再現度は高く、PV冒頭に登場する汽車庫の映像がそのまま写真に収められるので、ファンにとっては一見の価値ありですね。趣のある機関車も、もちろん見て損は無し。

ポーズを取って写真を撮り、「Aqours」のライブ映像を再現してみるのも、聖地巡礼の醍醐味ではないでしょうか。

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大分県のアニメ聖地➁:進撃の巨人

『進撃の巨人』とは、人間を捕食する謎の生物「巨人」と人類との生存競争を軸に、主人公「エレン・イェーガー」と彼を取り巻く人々との戦いと葛藤、成長を描く、大人気アニメです。今年(2019年)4月にはSeason3の2期が放送予定であり、まだまだ今後の展開に目が離せません。

さて、大分県県日田市は、『進撃の巨人』の原作者、諫山創先生の出身地。なんと、地元旅行会社による聖地巡礼のツアーまであったそうです。1泊2日で美術館と梅酒工場の見学が出来る内容で、どれも作品とのコラボで企画されており、ファンには贅沢な2日間だったようです。

また、同じく日田市にある「大山ダム」の巨大なダムの壁は、作中で大きなキーワードである「三重の壁」こと、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」のモチーフになったとされています。

実際のダムの壁の迫力は相当なもののようで、エレンたちが感じてきた圧迫感、閉塞感が直に感じられ、物語への解釈もより深まりそうです。また、見上げるように写真を撮れば、今にも50m級の巨人が顔を出しそうな気がしますね。

時期によってはライトアップもしているので、その時を狙って行くのも良いかもしれないですね。

大分県のアニメ聖地➂:ReLIFE

『ReLIFE』(リライフ)とは、夜宵草先生原作漫画。2016年7月より9月までアニメ化もされました。受験や就職につまづき続け、無職となった主人公が社会復帰の実験として高校生活をやり直す姿をコミカルに描いているこの作品は、高校生から社会人まで、多くの人の共感を集めました。

大分県は作者の夜宵草さんの出身地。多くの大分の地名や建物がモチーフとして取り扱われています。

 

その中のひとつ、大分県上野丘高校は、作中では主人公の通う「青葉高等学校」として登場しております。正門の雰囲気を忠実に再現しているため、アニメのカット通りに写真を撮れば、物語の中に入ったような気分に浸れるのではないでしょうか。

また、登場人物の名前のJR大分県の駅名に由来しているそうなので、推しキャラの駅を巡って、グッズとともに記念撮影するのも良いかもしれません。

大分県のアニメ聖地④:美味しんぼ-

『美味しんぼ』は、もはや誰もが知るグルメ漫画の定番。アニメ、テレビドラマ、映画など様々なメディアで扱われ、当時の他のグルメ漫画や日本のグルメブームの活性化に寄与しました。東西新聞文化部社員、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食に関する騒動を描いています。

現在、111巻まで発売されている『美味しんぼ』ですが、第71巻からは「日本全県味巡り」編に入っており、その多くが実際の店舗や食べ物を取り上げています。その中から大分県からは「吉野鶏めし」より、「鶏めし」が採用されています。

『美味しんぼ』に取り上げられているだけあって、九州ならではの甘めの優しい味付けのご飯に、鶏のダシがよく染み込んだ、絶品の鶏めしだそうです。ファンはもちろん、美味しいご飯を食べたい方も、大分県へ趣いたときには、こちらへ寄り道してはいかがでしょうか。

大分県のアニメ聖地⑤:デトロイト・メタル・シティ

こちらも作者の若杉公徳さんが大分県出身です。タイトルはアメリカのロックバンド「キッス」の楽曲『デトロイト・ロック・シティ』から取られたそうです。デスメタル界の帝王と称されるインディーズ・メタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のボーカル・ギターの「ヨハネ・クラウザーII世」。しかし、その正体、根岸崇一はおしゃれなポップ・ミュージックを愛する平凡で弱気な音楽青年でした。

この両者の間のギャップと根岸の苦悩がもたらす笑いを主軸とするギャグ漫画です。アニメは、地上波ではありませんが、2009年2月6日から3月14日まで放送されていました。

若杉先生と主人公・根岸青年の故郷である犬飼町は、実写映画の撮影も行われたほど、作品との関連が深い場所。最寄駅であるJR大分県の犬飼駅は、聖地として公式に認められているようで、役場には先生直筆のサインがあるそうです。

今回調べて分かったのですが、大分県民以外からすると正直ピンとは来ない気もしますが、『デトロイト・メタル・シティ』「大分県に縁のある漫画は、デトロイト・メタル・シティか進撃の巨人しか知らない」というTwitterの投稿もちらほら見るくらい、大分県民にとってはシンボル的な作品のようですね。

大分旅行の記念に、大分県のソウル漫画『デトロイト・メタル・シティ』の聖地で、一枚写真を撮ってみてはどうでしょうか。

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大分県のアニメ聖地⑥:ピアノの森

アニメ2期も大詰めとなってきた『ピアノの森』。「ショパン・コンクール」など、実在する事柄を上手くフィクションに取り入れており、そのリアリティが多くのクラシックファン、アニメファンを虜にしております。海外の地名や演奏会を取り上げでいるイメージが強いですが、物語を彩る舞台は、実は日本にもあったんです。

主人公の一之瀬海(以下カイ)は、「森の端」に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育ちました。ある日、カイが通う小学校に転校生として、世界的なピアニストを父に持つ、雨宮修平がやってきます。雨宮は、カイが森でピアノを弾いているところを見て驚き、そのことを小学校の音楽教師であった阿字野壮介に伝えます。

かつて天才ピアニストであった阿字野はカイの才能に気付いて、弟子として迎えました。雨宮や阿字野と出会ったカイはピアニストとしての才能を開花させていき、やがてショパン・コンクールで世界に挑戦するという物語です。

作中でも大分で開催されていた「JAPANソリスト・コンクール」。その舞台となった「別府コンサートホール」は、実際に別府に存在する「ビーコンプラザ」がモデルとなっています。

大きなコンクールが開催されるだけあって、芸術的な建築や内装が目を引く、立派なコンサートホールです。その細かいディテールは、アニメでもかなり正確に再現されております。すぐ隣には緑豊かな別府公園もあるので、別府に行った際には是非お立ち寄り下さい。

また、実際に様々なコンサートも開催されているので、『ピアノの森』に出てくるような、若き才能に出会いに行くのも良いかもしれませんね。

大分県のアニメ聖地⑦:となりのトトロ

なんと、あの国民的アニメ『となりのトトロ』の聖地が大分県にあります。とはいえ実際に作品のモチーフになったということではなく、元々は「轟(ととろ)」という地名の廃線となったバス停だそうです。あの「トトロ」と同じ名前も然ることながら、その自然豊かな光景が、『となりのトトロ』の世界を思い起こさせるということで、一部のファンに話題となり、じわじわとクチコミで広がっていったようです。

現在ではジブリ公認の「聖地」となっており、トトロとサツキ、メイのバス停での名シーンを再現したパネルや、ネコバスやまっくろくろすけのパネルも設置されているので、是非足を運んでみてはどうでしょうか。

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番外編:大分県のアニメ聖地は他にもこんな作品も

『聖地巡礼』とまでは言えないとはいえ、「大分県」という土地にインスピレーションを受けている作品はまだまだ存在します。その中から、誰もが知る人気作品をご紹介します。

番外編:大分県のアニメ聖地①:艦隊これくしょんー艦これー

『艦隊これくしょん -艦これ-』は、角川ゲームスが、「艦これ」運営鎮守府こと、株式会社C2プレパラートが開発、DMM.comがブラウザゲームとして配信している育成シミュレーションゲームおよび、そのメディアミックス作品群のことです。

プレイヤー(提督)は航空母艦・戦艦・巡洋艦・駆逐艦・潜水艦などの艦艇(軍艦)が女性に擬人化された「艦娘(かんむす)」と呼ばれるキャラクターを集め、敵と戦闘して勝利を目指すゲームで、アニメ化もされました。三隈(みくま)とは、帝国海軍が保有していた重巡洋艦「三隈」をモデルとしたキャラクターです。

実は、『三隈』という名前は、大分県を流れる三隈川に由来します。重巡洋艦なのに川の名前なのは、進水時点では軽巡扱いだったためだそうです。

番外編:大分県のアニメ聖地②:けものフレンズ

『けものフレンズ』とは、「アニマルガール」と呼ばれる、萌え擬人化された動物たちが集まる架空の動物園型サファリパーク「ジャパリパーク」を舞台にした作品群によるメディアミックスプロジェクト。媒体によって設定がかなり異なるので、今回は2017年1月より3月まで放送され、一大ブームを巻き起こしたアニメ版のあらすじを軽くご紹介します。

舞台は動物が人間の姿をした「フレンズ」と呼ばれる少女たちが暮らす不思議な世界「ジャパリパーク」。ある日パークで目覚めた少女は、自分に関する全ての記憶が無いことに気が付きます。そんな折、出会ったサーバルキャット(以下サーバル)に『かばんちゃん』と名付けられ、少女は自分は何者かを知るためにサーバルとともに旅に出ます。

様々な考察がされている『けものフレンズ』ですが、サーバルたちが棲んでいる「キョウシュウ」は、現在の日本地図の九州にあたる地域であることが有力視されています。

1期の最終回、カバン達は、「キョウシュウ」から海を渡って「ゴコクエリア」(四国?)に向かっています。実際に、大分県の佐賀関からは愛媛県に向かうフェリーが出ています。今後、佐賀関が『けものフレンズ』の聖地になる可能性は大ですね。

大分県のアニメ聖地は地元愛に溢れている

大分県の聖地を調べるにあたって、大分県出身の作者が地元に敬意を払い、自身の作品にそのイメージを取り入れていることが分かりました。また、大分県の雄大な自然や温かい人間模様に大きな影響を受けているのか、優しい作品を描いている場合が多いとも思いました。

そのような素晴らしい作品が生み出されるくらい、大分県は環境に恵まれた土地なのでしょうね。作品を感じられるツアーや立て看板があるなど、地域密着で作品を応援しているところも、大分県の作品への愛を感じられて素敵ですね。

さらに、作者が大分県出身以外の作品でも、歴史情緒溢れる観光地や、美味しい地元グルメなど、作り手側が実際に体験して、「ここを舞台にしたい」と思った大分県の魅力は、行ってみなければ分からないこともたくさんあると思います。

是非、『聖地巡礼』で、作品の魅力を肌で感じでみてはいかがでしょうか?きっと、大好きなキャラクター、物語との一生の思い出になること間違いなしです。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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