【聖地巡礼三十弾】SF系アニメが多い!岡山県のアニメ聖地9選
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今回は岡山県のアニメ聖地のご紹介です!岡山県といえば桃太郎伝説が有名ですが、たくさんアニメの聖地にもなっています!特に聖地巡礼の発祥となったと言われる『天地無用!』の聖地がある点は見逃せません。また岡山県に聖地があるアニメに共通する面白い特徴もありますよ。それでは岡山県のアニメ聖地を写真付きで一挙に紹介していきます!

岡山県のアニメ聖地の特徴

岡山県といえば後楽園や倉敷の美観地区などが有名ですが、アニメ聖地となる場所は少し違っているようです。山側にある岡山県高梁市がアニメでよく使われているみたいですね。

宇宙人や能力者、死者を描いたような作品やSFアニメが多く、これは他の都道府県のアニメ聖地とは異なる面白い特徴ではないでしょうか。また行政とのコラボを行なっている作品も多く、岡山県がアニメ聖地を観光資源として重要視していることもわかります。

それでは一つずつ岡山県のアニメ聖地をご紹介していきます!

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岡山県のアニメ聖地①:天地無用!

最初にご紹介するアニメ聖地は1992年に原作となるOVAシリーズがリリースされ、1995年にはテレビアニメが放送された人気作品『天地無用!』シリーズです!

宇宙海賊の魎呼、それを追うの刑事、魎呼の幼馴染…と次から次へと宇宙人が主人公・柾木天地の家にやってきては騒動を起こすSFコメディでしたね!

美少女がたくさん出てくるラブコメとしても、良質なSF作品としても楽しめるためとても人気があり、テレビアニメやOVA、劇場版と非常にたくさんのシリーズがあります。

聖地となった岡山県高梁市とコラボしており、アニメ制作費の一部を市が負担しているほか、なんと高梁市へのふるさと納税の返礼品に『愛・天地無用!』のDVDセットが選ばれるなど、作品と街がかなり深い関係にあります。

またこの作品はアニメファンの間で「聖地巡礼の起源」とも呼ばれており、現地のローカル局・テレビせとうちで聖地巡礼特集の番組が放送されたこともあります!

最初の聖地はJR方谷駅です!国鉄時代の面影を残す無人駅なのですが、作品のポスターが駅舎内に貼られています!

岡山県浅口市にある太老神社です!主人公が生まれた柾木神社のモデルになった場所ですね。「天地箱」という箱が設置され、ファンのための交流ノートが中に納められています!

高梁市からは少し遠いですが、倉敷市街から比較的アクセスしやすいJR金光駅の近くなので、是非聖地巡礼コースに加えてくださいね。

こちらは魎呼が封印されていた、鬼の差し上げ岩という聖地です。 岡山県といえば桃太郎伝説が有名ですが、そのルーツとなった「温羅」という鬼が岩屋を作るためにこの岩を天井にしたという伝説があるそうです。

作中で描かれた以上の聖地のほか、鷲羽山や酒津公園など登場人物の名前の由来となった聖地もたくさんあるので、そちらも是非巡ってみてください!

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岡山県のアニメ聖地➁:バッテリー

続いてはあさのあつこの小説を原作とするテレビアニメ『バッテリー』です!「バッテリー」とは、野球におけるピッチャーとキャッチャーの二人一組のことを指します。

中学校の野球部で出会ったピッチャー・原田巧とキャッチャー・永倉豪が、部員の軋轢などに翻弄されながらも「バッテリー」として成熟していく様を描いた名作です。

この作品では主人公が岡山県の「新田市」というところに住んでいるのですが、実はこれは架空の地名で、そのモデルになったのは岡山県北部の地域だそうです!

これは第1話で登場した、高梁市ループ橋展望公園よりさらに上に登ったところにある駐車場です!地面の線や周囲の様子は概ね同じですが、路側帯の幅や電柱の数が少し違いますね。

高梁市の稲荷神社です!巧と豪が初めてであった新田神社の聖地になりました。

新田東中学校のモデルとなった高梁高校と、井岡邸のモデルになった民家です!高校のカットは、備中松山城御根小屋跡の看板を目印にすると見つかると思います。言われないと分からないレベルですが、石垣や階段は確かに一致していますね。

民家のほうは、高梁高校と高梁運動公園の間をふいご峠方面に進んだところ、小高下町という場所にあります。原作者のあさのあつこさんは岡山県美作市(みまさかし)のご出身だそうですが、アニメの聖地になっているのは高梁市が多い印象です。

一部違う聖地もありますが、実写映画版の聖地巡礼を合わせてしてみるのも良いかなと思います!

岡山県のアニメ聖地➂:京騒戯画

次に紹介するのは、2013年に放送されたオリジナルアニメ『京騒戯画』の聖地です!独自の発展を遂げた「鏡都」(=京都)は、人間と妖怪が共生する不思議な街でした。

『不思議の国のアリス』よろしくウサギを追ってそこに迷い込んだ主人公・コトを中心に、この街で起きるドタバタを描いたアクションアニメです!

主な舞台はもちろん京都なのですが、一つだけ岡山県にも聖地があります!

それは岡山県真庭市にある『旧遷喬尋常小学校』です!コトが神社世界で通っていた学校の聖地となりました。明治40年に建てられたモダンな校舎は、国の重要文化財にも指定されるほど美しい建物です!

東京駅などもそうですが、この時期に建てられた洋風建築は左右に広がるシンメトリーなデザインがとても威厳を感じさせます。アニメとの一致度はかなり高いですね!この校舎は、JR姫新線久世駅から歩いて10分ほどのところにありあす。

岡山県のアニメ聖地④:AIR

次にご紹介するのは、2005年に放送されたテレビアニメ『AIR』です!『Rewrite』と同じくKeyにより制作されたPC向けの恋愛アドベンチャーゲームが原作となっており、「泣きゲー」と呼ばれるその感動的なシナリオが人気を集めました。

普通の美少女ゲームとは一味違うストーリー構成が特徴で、アニメ版でもそのシステムや世界観がしっかり踏襲されていました。

『AIR』の聖地は、倉敷市玉島の岩谷バス停付近です!アニメの第1話やゲームの冒頭シーンで登場したこのバス停、見覚えのある人も多いのではないでしょうか。

一箇所だけなのですが非常に重要な聖地なので是非訪れてほしいスポットです。『天地無用!』の聖地・太老神社から車だとそう遠くないので、合わせて聖地巡礼してみるのも良いと思います!

岡山県のアニメ聖地⑤:ひるね姫 ~知らないワタシの物語~

5つ目のアニメ聖地は、2017年に公開された神山健治監督による映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』です!昼寝をするたびに不思議な夢を見る主人公の女子高生・森川ココネは、夢の中の出来事とリンクして現実でも事件に巻き込まれるようになります。

ココネの夢の中での分身・エンシェンが、ハーツというバイクに変形するロボットに乗って空を舞うシーンなど、近未来的な描写と岡山県倉敷市の美しい風景がうまく調和した幻想的な映像が魅力ある作品でした。

この作品は聖地である岡山県倉敷市児島・下津井エリアとコラボを行い、スタンプラリーも開催されています!また2018年に終了してしまいましたが、アニメのラッピングがされた電車やバスが走行しており、地元をあげてアニメを応援している様子がわかります。

まずはPVにも使用された交差点のカットと、田の浦港前バス停のカットです!道路標識の文字までかなり忠実に再現されていますね。この交差点は県道21号線が393号線と分岐する場所、田土浦公園の南西あたりにあります。

バス停も地図や道路のマンホール、奥の民家にいたるまでかなり細かく描かれています。

瀬戸大橋です!これもかなり細かく再現されてますね。瀬戸大橋は田土浦坐神社前から眺めたものになります。

この一枚目は先ほどの聖地から県道21号線を近畿方面に少し進んだところで、アミ土建という建設会社が目印です。

アニメと同じカットで撮るためには左手前にある建物の内側から撮る必要があるので、その際は入っていいか確認してから撮影するようにしましょう!

岡山県のアニメ聖地⑥:ユーリ!!! on ICE

続いてご紹介するアニメ聖地は、2016年に放送されたテレビアニメ『ユーリ!!! on ICE』です!フィギュアスケート選手の主人公・勝生勇利が初出場のグランプリファイナルで挫折を経験し、九州の実家に帰省します。

そんななかネットに無断でアップされた勇利のパフォーマンス動画がロシアのトップフィギュア選手の目に留まり、彼は勇利のコーチになると言います。そこにユーリ・プリセツキーという選手がロシア人コーチを連れ戻しに日本へやってきたため、勇利とユーリはコーチを賭けてパフォーマンスによる勝負をすることになりました。

こうしたきっかけで立ち直りを見せた主人公が、再度グランプリファイナルに出場して優勝を目指す物語です!一箇所だけですが、岡山県の聖地があります!

第5話で中四国九州選手権大会の会場となった、岡山国際スケートリンクです!建物の形状はもちろん、配管にいたるまできっちり描かれていますね。岡山駅から路面電車で少し移動したところという好立地なので、是非聖地巡礼してみてください!

岡山県のアニメ聖地⑦:Angel Beats!

7個めのアニメ聖地は、2010年にP.A.WORKSによって制作されたテレビアニメ『Angel Beats!』です!現世で青春時代をまともに送れなかった死者は、成仏のために楽しい経験をするという学園に送られます。

しかし「死んだ世界戦線」に属する人々は成仏を拒み、自分たちに理不尽な人生を与えた神を見つけて復習すべく戦いを繰り広げています。主人公の音無結弦はこれに参加するのですが、「影」と呼ばれる新たな敵が登場し、それとの戦いを通じて自身や周りのメンバーたちの考え方に変化が起き始めます。

感動のラストは涙なしでは見れない、素晴らしい作品でした。ファンの間では「AB」の略称で親しまれていますね。このアニメも一箇所だけ岡山県に聖地があります!

第6話で使用された、直井文人の生前の家のモデルとなった旧広兼邸です!アニメでも立派な佇まいでしたが、江戸末期に建てられたという実際の家もかなり荘厳な建物ですね。

岡山県高梁市にあるこの聖地は、映画『八つ墓村』で使用されたことでも知られています!

岡山県のアニメ聖地⑧:サクラダリセット

続いて紹介するアニメ聖地は、2017年に放送されたテレビアニメ『サクラダリセット』です!

河野裕によるライトノベルを原作とするアニメで、見聞きしたことを完全に思い出す能力を持つ主人公・浅井ケイと、世界を3日分擬似的に巻き戻す「リセット」の能力を持つヒロイン・春埼美空が「奉仕クラブ」という公的機関に属し、能力を使いながら事件の解決をしていくという物語です。

このアニメの聖地が岡山県倉敷市にあります!

まずは咲良田駅のモデルとなった栄駅です!バス停がないなど細かく見ると少し違う部分もありますが、駅や道路の形は完全に一致していますね。

栄駅の別カットです!こちらもところどころ違ってはいますが、特徴的なものは押さえられています。

もう一つ栄駅のカットを紹介します!駅の中から外を向いた風景ですね。作中では自動改札が描かれていますが実際にはありません。

岡山県のアニメ聖地⑨:名探偵コナン

最後にご紹介するのは、国民的アニメ『名探偵コナン』です!『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌による漫画を原作とするアニメで、1996年から現在にわたって放送されています!

高校生探偵の工藤新一がとある組織の手にかかり、小学生の姿になってしまいました。彼は「江戸川コナン」と名前を偽って探偵業を営んでいる毛利小五郎の家に居候をしながら、数々の難事件を解決していくミステリー作品です!

第377、378話「桃太郎謎解きツアー」と第641話 「8枚のスケッチ記憶の旅」で岡山県が登場したほか、毎年恒例の「ミステリーツアー」で岡山県・倉敷市が舞台になったこともあります!

まずは第641話 に登場した喫茶店・お城茶屋ゆきです!映像の綺麗さもあってどっちが写真なのか区別できないレベルですね。お店にはアニメで使用されたことを喜ぶポスターも貼られています!

第641話の後楽園です!向こう側に見えるお城や実際に飼われているタンチョウもしっかり再現されています。

同じく第641話で登場した夢二郷土美術館です!こうやって実在する聖地とアニメ絵を比較すると、コナンの身長がやけに低いことが気になってしまいます…。

こちらは第377と第378話で登場した吉備津神社です!実際には提灯が所狭しと並べられていますが、アニメでは描かれていませんでした!

吉備津神社の敷地内のカットと回廊の様子です!4枚目を見てもらえば分かるのですが、この回廊はなんと全長398mもありとても長いのです。

安土桃山時代に作られた歴史ある回廊で、岡山県の指定文化財にも指定されています。

最後は岡山県倉敷市の美観地区です!名前の通り非常に美しい街並みが続き、大原美術館など観光名所としても有名なスポットがたくさんあります。

岡山県では一番有名な観光地ですが、『名探偵コナン』以外の作品では登場していないのが不思議ですね。

番外編:岡山県のアニメ聖地は他にもこんな作品も

今回は紹介しきれませんでしたが、他にも岡山県のアニメ聖地は色々あります!あの『おそ松さん』第1期17話で岡山県の日本原が登場したほか、『隠の王』の第2話で岡山駅が描かれたこともありました。

またアニメではありませんが、漫画の『めくりめくる』は岡山県倉敷市に聖地がたくさんあり、倉敷市が観光PRのためにタイアップしたこともあります!漫画だと『咲-Saki- シノハユ the dawn of age』でも岡山県が描かれました。

これらの作品がアニメ化した際には岡山県のアニメ聖地がさらに充実するので、とても楽しみですね!

岡山県のアニメ聖地は、幻想的な作品が多い!?

岡山県のアニメ聖地をご紹介しましたがどうでしたか?有名な観光地が『名探偵コナン』でしか登場していないのは意外だったかもしれません。宇宙人や能力者を描いた作品、SFアニメの聖地がたくさんあるのは非常に面白いポイントだと思います。

そんな幻想的な作品の聖地がある岡山県に、是非聖地巡礼してくださいね!

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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