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三重県と言えばお伊勢参り。これは江戸時代から長く続く伝統です。伊勢参りの代行業なども江戸時代には流行したそうです。また、伊賀上野という忍者の里も有名ですね。ほかにも長島スパーランド、鈴鹿サーキットなど、観光地やテーマパークに恵まれているのが三重県です。

とはいえ、東を見れば中部最大の都市である名古屋があり、西を見れば日本文化の代名詞ともいえる京都大阪がありと、今一つインパクトとしては地味な所も否めなかったり。名古屋名物の天むすも、もとはと言えば三重県発祥だったそうですよ。

今回はそんな三重県にあるアニメの聖地をご紹介していきます。

三重県のアニメ聖地の特徴

三重県にはいくつもの有名スポットやテーマパークが存在するのは、上でも述べた通りです。風光明媚な山や海岸から、歴史を感じさせる伊勢神宮から伊賀の里、おまけに遊園地やテーマパークまで取り揃えられています。

しかし、山の尾根と険しい海岸に挟まれた交通の便が悪い土地柄でもあり、アニメの舞台となる機会はそれほど多くないようです。

ですが、その分いざアニメの舞台として選ばれた時には、その美しい景観でアニメファンを魅了し、一度は訪れてみたいと思わせる力を持っているようです。

では、見てみましょう!

三重県のアニメ聖地①:凪のあすから

TVアニメ『凪のあすから』は、P.A.WORKS制作の恋愛ファンタジーアニメです。人間が海中と陸上に分かれて住む世界を舞台とした、折々の幻想的な風景が印象に残る作品ですね。

この作品は二部構成になっており、海の世界の村落、汐鹿生(しおししお)で暮らしていた4人の少年少女が陸の世界の鴛大師(おしおおし)にやってきたことをきっかけに揺れ動いていく二つの世界の姿が少年少女達の目を通して描かれています。

そしてこの作品の舞台のイメージとして選ばれたのが、三重県の熊野市でした。同市は訪れたいアニメ聖地88選にもラインナップされております。自然に溢れた熊野の風景がどのように取り入れられているのか、下で見ていきましょう。

こちらは14話以降のOP冒頭に登場するシーンからの一コマ。舞台となっているのは、波田須駅近辺に存在するカフェ・ホールの『天女座』です。書いている内容は営業中、休業中と正反対ですが、看板のフォントも綺麗に再現されているようですね。

実際の天女座さんでは、アニメに登場した店名をモチーフにした『人魚座コーヒー』なるものが売り出されているようです。聖地巡礼の一休みに訪れてみるのもよいかもしれませんね。

こちらは紀勢線の波田須駅前のトンネルです。行方不明になってしまった美海を海の4人が探すシーンの中で登場していました。

コンクリートのシミ一つまで、モデル元の雰囲気がかなり精密に取り込まれているようですね。

こちらはOPに登場した踏切のモデルとなっているであろう地点です。周辺の景色は違うようですが、ファンの間では造船所付近の踏切といえばこの地点しかない、というところからここがポイントであると推測されているようですね。

三重県熊野市は、山と海に挟まれた三重県の地勢が最も特徴的に表れた土地です。聖地をめぐりながら、古き良き日本の風景を楽しめるのが凪のあすから聖地の良さと言えそうですね。

三重県のアニメ聖地➁:半分の月がのぼる空

TVアニメ『半分の月がのぼる空』は、橋本紡の同名小説を原作とした、ポニーキャニオン制作のアニメです。空想・SFの作品が多い電撃文庫の中でド直球の日常を描いた異色作であり、その完成度の高さからアニメだけでなく、ドラマ化や映画化なども果たされています。

不治の病に侵された少女・秋庭里香と、同じ病院に入院してきた少年・戎崎裕一との出会いから始まり、二人が惹かれ合っていく中で、里香が失っていた生きる希望を取り戻していくという筋立てとなっていました。

作者が三重県伊勢市の出身であったという事もあり、この舞台はライトノベルの時点から、非常に精緻に再現されておりました。では見ていきましょう。

三重県伊勢市にある虎尾山です。ここは入院する前に里香が父に連れてきてもらったという思い出の地、砲台山のモチーフでした。二人でこの地を訪れたことをきっかけに、里香が心を開くことになった重要な場所ですね。

ただし、道に迷いやすいことでもこの地は有名だったりします。向かう時には是非気を付けてくださいね。

宇治山田駅近くにあるまんぷく食堂です。作中ではまんぷく亭として登場していました。この作品でも繁華街の衰退について描かれていたように、実際のこの店の近辺もシャッター街になりつつあるようですが、この店はしっかり営業中のようです。

この店のからあげ丼は、この地域の高校生にとってはその胃袋を支えてくれた思い出深き食べ物のようです。聖地巡礼ノートも用意されているようなので、ぜひ伊勢市を訪れた時にはご賞味ください。

小説、アニメ、ドラマ、映画……と、まさにマルチメディア化した作品である「半月」。一つ一つ楽しめば、きっと聖地巡礼もとても思い出深い旅となる筈です。

ぜひ一度触れてみる事をお勧めしますよ!

三重県のアニメ聖地➂:聲の形

アニメ『聲の形』は、大今良時の同名マンガを原作として京都アニメーションが制作した長編アニメ映画です。その完成度の高さから、様々な賞を獲得した作品ですね。

原作者自身が「人と人が互いに気持ちを伝える事の難しさ」を、「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いたと述べている通り、小学校時代のいじめによるトラウマを抱えた主人公、石田将也と彼を取り巻いた出来事は、ファンの間でも議論を生む形になりました。

間違いなく名作といえるこの作品のワンシーンに、嘗て因縁のあったメンバーで遊園地へと向かうシーンが出てきます。その聖地となったのが、三重の長島スパーランドでした。

長島スパーランドに存在する木造コースター、ホワイトサイクロンに搭乗するシーンです。コースの形などもかなり正確に再現されているようですね。

木造の為に骨組みがぎしぎしなるため恐ろしい、という曰くつきのコースター。他にも様々な作品の舞台ともなっているので、是非乗るのをお勧めしたいところです。

番外編:三重県のアニメ聖地は他にもこんな作品も

恐らく知らない人はいないであろう、平成を彩る不朽の名作。『名探偵コナン』は間違いなくその作品のひとつに数えられるでしょう。この物語は、高校生探偵、工藤新一が遊園地で黒の組織に襲われ、変な薬を飲まされて身体が縮んじまっていた所から始まるのですが、その遊園地のモデルの一つが、三重の『志摩スペイン村』なのです。

名探偵コナン、映画版第4作『瞳の中の暗殺者』では、この遊園地が主舞台の一つに選ばれており、志摩スペイン村には映画のシーンと重なる場所がいくつも出てきます。

上のような感じですね。客足の少なさに現在困窮中でもあるようです。コナンファンの方は、ぜひ行ってみてください!

三重県のアニメ聖地は地域密着!

ここまで三重県のアニメ聖地について紹介してきました。舞台としている作品こそ少ないですが、町全体を舞台にして、その土地の持つ魅力を非常に精巧に再現していると言えるでしょう。

それだけに、三重県側も積極的に聖地巡礼についてアピールしているようです。行ったときには是非ガイドブックも参考にしてみてくださいね。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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