アミューズメントメディア総合学院(AMG)のアニメーション学科ってぶっちゃけどうなの?
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アニメーターやゲームクリエイター、マンガや声優などの育成をしているアミューズメントメディア総合学院。様々な分野のプロを多く輩出している学校です。この記事ではアニメーション学科について、学費やメリットとデメリット、評判や口コミなどをご紹介します。

アミューズメントメディア総合学院とは

アミューズメントメディア総合学院(AMG)はアニメーターやゲームクリエイター、マンガ、小説に声優など、多くの分野のプロを育成する専門の学校です。1993年に設立し、恵比寿にある東京校と、西中島の大阪校の2箇所に拠点を構えています。

2年制の本科と半年制の専科があり、この記事では、本科のアニメーション学科について記載しています。

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アニメーション学科の学費はバイトで週60回分で稼げる

アニメーション学科(初年度)

入学金

¥100,000

授業費

¥850,000

施設設備費

¥200,000

演習実習費

¥100,000

初年度合計

¥1,250,000

アニメーション学科(2年次)

授業料

¥850,000

施設設備費

¥200,000

演習実習費

¥100,000

2年次合計

¥1,150,000

アミューズメントメディア総合学院のアニメション学科は、初年度に125万円、2年次に115万円の合計240万円が必要です。時給1,000円のアルバイトで稼ぐには、1日8時間、週に5日働いたとして60週間、月数にすると15ヶ月間かかります。初年度分だけだとしても、31週間強、月数にすると約8ヶ月となります。ゼロから全学費を用意して入学しようとすると、1年以上アルバイトをしてからとなってしまいます。

1年も待ってられないという方もいると思います。そんな方のために、学費をお得にする方法をご紹介します。

学費をお得にする方法①早期出願制度・AO入学制度

学費をお得にする方法のひとつ目は、早期出願制度・AO入学制度です。アミューズメントメディア総合学院では、通常の一般入学とは別に、早期出願とAO入学があります。早期出願制度・AO入学制度を利用すると、入学金の半額(50,000円)から全額(100,000円)が免除となります。

早期出願、AO入学のメリットは他に学籍の確保やプレ講義への参加、この次にご紹介するAMG特待生の応募資格があります。既に入学を決意しているのであれば、メリットしかないので、早期出願したほうが良いです。

学費をお得にする方法②AMG特待生制度

学費をお得にする方法のふたつ目はAMG特待生制度です。AMG特待生制度は、日本のエンタテインメント産業を発展させていく人材育成を目的に、優秀かつ意欲ある生徒に奨学金を付与する制度です。

AMG特待生になると、授業料の4分の1(212,500円)全額(850,00円)が減免されます。試験があるなど条件は厳しいですが、その分、早期出願制度・AO入学制度よりも免除される金額が大きいです。スキルや意欲がある方は、AMG特待生制度に挑戦してみてはいかがでしょうか。

詳細や申込みについては、体験説明会や学校見学・個別相談会で配布される資料に書いてあります。

学費をお得にする方法③新聞奨学生制度

学費をお得にする方法の三つ目は新聞奨学生制度です。こちらは先ほどの2つの免除とは異なり、朝夕の新聞配達に従事することで、奨学金を得る制度です。卒業まで新聞配達を完遂することで、奨学金の返済は不要となります。

また、寮に入ることもできるため、お金だけでなく、住宅や食事などのサポートも受けることができます。授業との両立は大変になると思いますが、学費に困っているのであれば利用するのもありだと思います。

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未経験でもアニメ監督やアニメーターになれる

プロ育成の専門の学校となると、初心者や未経験ではダメなのではないかと不安になる方もいると思います。アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、幅広く基礎から学び、プロへと育成するカリキュラムとなっているので、未経験でも問題ありません。実際、絵を苦手としている入学者も多くいて、作画や演出、パース、デッサンなどの授業で学び、卒業後アニメーターとして活躍しています。

社会人となってからアニメーターを目指したいという方もいると思います。アミューズメントメディア総合学院では、半分以上の方が大学生や社会人を経験してから入学しています。高卒生だけでなく、大人になってから通う方も多いのです。

カリキュラム以外にも、未経験でもアニメ監督やアニメーターになれるポイントがあるのでお伝えします。

未経験でもアニメ監督やアニメーターになれる理由①プロと同じ方法でアニメを作る共同制作

アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、入学してすぐに通常の講義とは別にアニメを作る共同制作に取り掛かります。共同制作はプロのアニメ制作と同じ工程で進みます。

企画から完成までを一通り体験することができ、肌でプロの仕事を感じることができます。制作するアニメは卒業までに4本。それらの作品は就職活動のポートフォリオにもなります。

未経験でもアニメ監督やアニメーターになれる理由②プロのアニメーターと演出家が常駐

アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、担任の他にプロのアニメーターと演出家が常駐しています。普段の講義での質問や、作品の添削に先ほど挙げた共同制作の相談などをすることができます。

近くにプロがいることで、いつでも相談することができるのはとても心強いポイントになります。また、講師も全員現役のプロであり、プロから直接教えてもらうことができます。

未経験でもアニメ監督やアニメーターになれる理由③学生一人ひとりに合わせて徹底サポート

アミューズメントメディア総合学院は、アニメーション業界と密なネットワークを持っています。そのため最新の求人、就職情報が集まってきます。また、専任のキャリアセンタースタッフが常駐しており、在学生一人ひとりの適正を考え、きめ細やかな指導を行っています。それらによって、高い就職実績と低い離職率を誇っています。

進路というともう1点、アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、作画のプロを目指すアニメーター専攻と制作管理や演出など、アニメ制作すべてに関わるアニメ監督・演出専攻の2つの専攻があります。

入学時にどちらの専攻かを決めますが、途中で専攻を移ることもできます。専攻についても、キャリアセンタースタッフに相談し、自身にあった専攻のアドバイスを受けることができます。

もちろんアニメーション学科にはデメリットもある

アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、未経験でもプロになれるということについてお伝えしました。プロを目指すための様々なサポートがあるのがわかったかと思います。

とはいえ、いい点ばかりではなく、残念ながら微妙なところもあります。ここからはそんな微妙なポイントについてお伝えします。

アニメーション学科のここが微妙①無認可校である

アミューズメントメディア総合学院は、様々な分野のプロを目指す方が学ぶ場ではありますが、法令に基づいた教育施設ではありません。いわゆる、無認可校というものです。そのため、本科の2年間のカリキュラムを完了して卒業したとしても、学歴とはなりません。

ですが、アミューズメントメディア総合学院の卒業生の多くは業界で活躍しているため、知名度は高く、正式な学歴にならなくとも十分な実績となるので問題ありません。

アニメーション学科のここが微妙②在学生の意欲に差がある

アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科へは、願書を提出し、書類選考で合格すれば入学することができます。入学試験などを受けるわけではないため、入学の難易度は非常に低いです。

そのため、在学生の本気度に差が出る傾向があります。意欲の低い学生に引っ張られて、自分のモチベーションも下がってしまうと、プロへの道は厳しいものとなります。とはいえ、意欲が高い在学生のほうが多いので、切磋琢磨できる友人と付き合っていくことで、より高みを目指すことができまると思います。

アニメーション学科のここが微妙③学費が高い

最初のほうでも触れましたが、アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科は、入学から卒業まで合計240万円が必要になります。安い金額ではありませんが、先ほどお伝えしたように、プロと同じ工程を学べる共同制作やいつでもプロに相談できる環境などを考えると、納得できる金額かと思います。

これらを個人でやろうとしても、実現するのは難しいですからね。また、デジタル技法で必要なハードや最新のソフトウェアも揃っているのも大きな利点です。

アミューズメントメディア総合学院・アニメーション学科の評判や口コミレビューは?

アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科のメリット、デメリットをご紹介しました。ここからは学院の在学生、卒業生の評判や口コミをご紹介します。

私の仕事のスタイルはまったく変わっていなくて、ただ、自分のスキルが増えて、仕事の幅が増えただけだと思っています。それは多分、AMGのときから変わらなくて、もちろんいろんなことを教わると思いますが、それ以上に自分が何をしたいかが大事です。

引用:アニメーション専門の学校 | アミューズメントメディア総合学院

2000年卒業、株式会社ゼロジーの代表取締役社長、プロデューサーの先川幸矢さんのメッセージです。授業や共同制作で学ぶ多くのことも大事ですが、それ以上にマインドが大事と感じたようです。メッセージでは入学したからと気を抜かず、早い段階で自分の進む道を見出して欲しいと続いています。

大変なことはたくさんありますが、やりたいと思ったことをやる時間はとても充実した時間だと思います。

引用:アニメーション専門の学校 | アミューズメントメディア総合学院

2017年卒業、株式会社プロダクション・アイジーの制作進行へと進路を決めた舟津友理恵さんのコメントです。2年間でプロへと育成するカリキュラムなので、やはり大変なようですね。その分、実のある濃い時間を過ごせるのだと思います。

株式会社A-1 Picturesに内定が決まっている廣瀬あかねさんは、役に立った講義について下記のように答えています。

デジタルソフトを使用した授業です。

デジタル作画を取り入れる企業も増えているので、制作の経験は面接でも強みになりました。

引用:株式会社A-1 Picturesに内定した廣瀬 あかねさん ロングインタビュー | アミューズメントメディア総合学院

最新のデジタル環境が整っている、アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科の強みですね。最近の流れを見越してのカリキュラム組みがされているのだと思います。

AMGの説明会に参加して、「学生だけでアニメを制作する」という実践的なカリキュラムに一番惹かれました。

引用:株式会社ぴえろに内定した平川 智哉くん ロングインタビュー | アミューズメントメディア総合学院

株式会社ぴえろに撮影職で内定が決まっている平川智哉さんのコメントです。アミューズメントメディア総合学院アニメーション学科の特徴のひとつである共同制作が魅力的だったとのこと。

プロの制作の流れを体験できて、在学中に4本も制作できるとういのは、学校選びで重視するポイントのひとつだと思います。

アニメーション学科は卒業後のフォローも手厚い!

アミューズメントメディア総合学院は「AMG OB・OGネットワーク」という、卒業生をバックアップする仕組みがあります。OB・OGネットワークは卒業生が登録して、学院関係者のみが閲覧できる会員制サイトです。これにより卒業生同士が繋がり、コンテンツ制作やスキルアップ勉強会などで、卒業生をサポートしていきます。

その他にも、専任のスタッフに転職や将来について相談できるキャリアアップ支援、卒業生の参加作品を学院のwebサイトやTwitterなどで告知をするプロモーション支援など、卒業後もいろんなフォローをしてくれます。

アミューズメントメディア総合学院のアニメーション学科はプロになれる要素がたくさん

ここまでアミューズメントメディア総合学院のアニメーション学科について、お伝えしてきました。現役のプロにいつでも相談できる環境に、プロと同じ工程でアニメ制作を体験できる共同制作など、プロになるために必要なことが組み込まれている学科です。

カリキュラムは幅広く、基礎から組まれているので、未経験でもしっかりと成長できるようになっています。アニメ制作に関わってみたいと思う方は、まずは資料請求や無料体験説明会に参加してみてはいかがでしょうか。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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