
平成は「アニメ」に対する注目が集まることが多くありましたが、平成のアニメの歴史は一体どのようなものだったのでしょうか。平成のアニメをランキング形式で1位から20位まで紹介していきます。
この記事の目次
- 平成のアニメは背景も魅力のひとつだった
- 平成のアニメは名作がたくさん!
- 平成の名作アニメ①:新世紀エヴァンゲリオン
- 平成の名作アニメ②:ドラゴンボールZ
- 平成の名作アニメ③:美少女戦士セーラームーン
- 平成の名作アニメ④:NARUTO-ナルト-
- 平成の名作アニメ⑤:マクロス7
- 平成の名作アニメ⑥:ふたりはプリキュア
- 平成の名作アニメ⑦:天元突破グレンラガン
- 平成の名作アニメ⑧:けいおん!
- 平成の名作アニメ⑨:サマーウォーズ
- 平成の名作アニメ⑩:TIGER & BUNNY
- 平成の名作アニメ⑪:進撃の巨人
- 平成の名作アニメ⑫:ラブライブ!
- 平成の名作アニメ⑬:おそ松さん
- 平成の名作アニメ⑭:KING OF PRISM by PrettyRhythm
- 平成の名作アニメ⑮:ユーリ!!!on ICE
- 平成の名作アニメ⑯:刀剣乱舞花丸
- 平成の名作アニメ⑰:ゴールデンカムイ
- 平成の名作アニメ⑱:けものフレンズ
- 平成の名作アニメ⑲:昭和元禄落語心中
- 平成の名作アニメ⑳:君の名は
- 平成を代表するアニメは日本らしさに溢れていた
平成のアニメは背景も魅力のひとつだった
平成に放送されたアニメの特徴のひとつとして「背景の美しさ」があげられます。以前はキャラクターやストーリーが注目され、背景はあくまでも「キャラクターやストーリーを引き立てるもの」にすぎませんでした。
しかし平成のアニメは背景の美しさや繊細が高く評価されており、背景の書き込みの細かさやリアリティの高さから、アニメに登場した実際の場所をめぐる「聖地巡礼」ブームが起きたと言っても過言ではありません。
「アニメ」という二次元の世界と現実の世界をつないだのは「背景」でした。
平成のアニメは名作がたくさん!
平成のアニメは名作と呼ばれる作品が数多くありました。そこで平成のアニメ作品を以下の項目で以下のような評価項目で20個厳選しました。
■採点
作画 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★ |
OP・ED | ★★★★★ |
キャラクター | ★★★★★ |
話題性 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
ランキングの基準は以下の通りです。
「作画」はアニメ作画の美しさ・表現方法
「ストーリー」は物語性の高さ
「OP・ED」はOP・EDのインパクト
「キャラクター」はアニメに登場するキャラクターの個性
「話題性」はテレビや雑誌、ランキング
そしてそれらを総合した「総合評価」となっています。
平成の名作アニメ①:新世紀エヴァンゲリオン
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★★ |
OP・ED | ★★★★☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
『新世紀エヴァンゲリオン』は「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害が起こった後の世界を舞台に、主人公の碇シンジがエヴァンゲリオン初号機のパイロットとなり、使徒と呼ばれる敵と戦う物語です。
作中に登場する碇シンジの「逃げちゃダメだ」という台詞は作品を知らない人でも一度は耳にしたことがある有名な台詞で、主題歌の『残酷な天使のテーゼ』は、カラオケのランキングで常に上位に入っている人気曲です。
また『新世紀エヴァンゲリオン』は平成のアニメの売り上げランキングにおいてもっとも売れた作品とされており、のちの多くの作品に影響を与えた作品でもあります。
平成の名作アニメ②:ドラゴンボールZ
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★★★ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『ドラゴンボールZ』は鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』が原作のアニメです。
主人公の孫悟空が仲間達と共に敵と戦っていくストーリーです。
『ドラゴンボールZ』は日本だけではなく世界40か国以上で放送され、アニメの初代オープニングテーマ『CHA-LA-HEAD-CHA-LA』は、170万枚リリースの大ヒットとなりました。
また関東で27.5%、関西で34.1%という最高視聴率を出しました。平均視聴率は20.5%とかなり高く、それだけ多くの人達が『ドラゴンボールZ』を見ていたことがわかります。
平成の名作アニメ③:美少女戦士セーラームーン
テレビ愛知の「美少女戦士セーラームーンR」
再放送開始の宣伝(15秒)です。
(「セーラームーン」最終回第46話前半のCM前アイキャッチの直後に流れていました(^_^;))
#セーラームーン #セーラームーンR pic.twitter.com/F4QNU3Eotc— シマリス (セーラームーン用アカウント) (@Runa_hakuroneko) 2019年6月25日
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★★ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『美少女戦士セーラームーン』は武内直子さんの漫画『美少女戦士セーラームーン』が原作のアニメです。主人公である月野うさぎが、言葉を話す黒猫のルナとの出会いによって、美少女戦士セーラームーンに変身し、仲間達と共に街を襲う敵達と戦っていく物語です。
当時は少女ばかりの戦隊は少なく、以後の戦う少女達のはしりとなった作品とも言われています。また『美少女戦士セーラームーン』は世界40か国で放送され、世界的大ヒットとなりました。
平成の名作アニメ④:NARUTO-ナルト-
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『NARUTO-ナルト-』は岸本斉史さんの漫画『NARUTO-ナルト-』が原作のアニメです。主人公であるうずまきナルトが、仲間達と共に様々な困難や敵と戦いながら、忍を目指していく物語です。
とくに忍者が好まれる海外からの人気は非常に高く、世界80か国以上でアニメが放送されました。2006年の「世界が尊敬する日本人100」では、漫画やアニメのキャラクターとして、うずまきナルトが唯一選ばれました。
また国内外をあわせて、シリーズ累計発行部数2億5000万部を突破しています。
平成の名作アニメ⑤:マクロス7
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『マクロス7』は前作『超時空要塞マクロス』の35年後を舞台にした作品です。主人公・熱気バサラとその仲間達が、宇宙移民船団マクロス7を舞台に、自分達の歌を戦場に届けようと奮闘する物語です。
『マクロス7』に登場する主人公が所属しているバンド「Fire Bomber」は、アニメの主題歌や挿入歌を担当しています。
それらをおさめたアルバム「LET’S FIRE!!」はオリコンで初登場4位をはたし、その年には売り上げ40万枚を突破しました。さらに1995年には「日本ゴールドディスク大賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーアニメ部門」を受賞するなど、異例の高セールスを記録しました。
平成の名作アニメ⑥:ふたりはプリキュア
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『ふたりはプリキュア』は美墨なぎさと雪城ほのかのふたりが、それぞれキュアブラック・キュアホワイトに変身し、悪の勢力からプリズムストーンを取り戻すために戦う物語です。
「女の子だって暴れたい」というコンセプトをかかげられた作品。これまでの女児向け作品とは違い、戦いがアイテムや魔法の力に頼ったものでなく、肉弾戦というこれまでになかった戦い方で話題を呼びました。
また「50億円売れれば大成功」と言われていた玩具市場において、100億円以上の売り上げを出し、これまでの玩具業界の常識を一気にくつがえしました。
『ふたりはプリキュア』は、ドイツ・イタリア・韓国・台湾・タイ・香港・スペイン・カナダ・イギリスでも放送され、人気を博しました。
平成の名作アニメ⑦:天元突破グレンラガン
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『天元突破グレンラガン』は、人間達が地下で暮らすようになった世界を舞台にしています。地下にある村で穴掘りをして生きてきた少年・シモンは、ある日の穴掘りの途中、光る小さなドリルと巨大な顔を見つけます。
そのドリルで巨大な顔を起動させたこときっかけに、兄貴と慕うカミナと村の天井から突然降ってきた少女・ヨーコと共に、シモンは地上に飛び出し、出会った仲間達と共に大グレン団として活躍していく物語です。
脚本を劇団新感線の脚本家・中島かずきが担当しており、その先の読めないストーリーと、作中に登場する顔がモチーフとなったロボットのユニークで、個性あふれたデザインが話題になりました。
2007年文化庁メディア芸術アニメーション部門において優秀賞、第7回東京アニメアワードテレビ部門優秀賞・個人賞・キャラクターデザイン受賞作品など、数多くの賞に選ばれました。
平成の名作アニメ⑧:けいおん!
■採点
作画 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『けいおん!』はかきふらいさんの4コマ漫画『けいおん!』を原作としたアニメです。私立桜が尾か女子高等学校の廃部寸前だった軽音部に入部した平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紡、そして途中から入部してきた中野梓の5人がバンドを組み、軽音部として活動していく物語です。
「ガールズバンドアニメ」のはしりとも言える作品で、この作品の影響でバンドや楽器を始めたという人も少なくありませんでした。また楽器を演奏しているキャラクターの指の動きのこまかさでも、とても話題になりました。
平成の名作アニメ⑨:サマーウォーズ
■採点
作画 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★☆☆☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『サマーウォーズ』は世界中の人達が、インターネット上にある仮想世界のOZで繋がっている近未来が舞台となっています。
佐久間と一緒にOZの保守点検のアルバイトをしていた高校生・健二は、ほのかに恋心を寄せるあこがれの先輩・夏希から婚約者として、長野にある実家に一緒に帰るアルバイトをしないかと持ちかけられます。
健二はこれを承諾し、夏希と共に実家に向かいます。しかし、その先で健二の携帯電話に送られてきた暗号を解いてしまったことから騒動に巻き込まれてしまいます。そんな健二が、夏希や陣内家の人達と共に戦う物語です。
映画は4か月間興行され、123万人を超える観客を動員しました。またシッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門において、「最優秀長編作品賞」や「星雲賞メディア部門」など、数多くの賞を受賞しました。
平成の名作アニメ⑩:TIGER & BUNNY
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★★ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『TIGER & BUNNY』は「NEXT」と呼ばれる特殊能力を持った人達が、ヒーローとして平和を守っている街が舞台になっています。
落ち目となってしまったベテランヒーロー・ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹は、スポンサーの意向によって、生意気なスーパールーキーであるバーナビー・ブルックスJr.と、突然ヒーローコンビを組まされることになります。
性格のちがうふたりが、互いにぶつかりあいながらも、信頼を深めていき、他のヒーロー達と共に活躍する物語です。この作品は数多くの賞を受賞した他、2017年にNHKBSプレミアムでおこなわれた「ニッポンアニメ100」において、ベスト100の1位にテレビ版が、2位に映画版が選ばれました。
アニメ終了後も、視聴者からの人気が非常に高い作品です。
平成の名作アニメ⑪:進撃の巨人
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『進撃の巨人』は諌山創(いさやま・はじめ)さんの漫画『進撃の巨人』が原作のアニメです。突然あらわれた巨人から身を守るために、生き残った人達は巨大な壁を築き、その中に都市をつくって生活していました。
主人公のエレンやエレンの友達のアルミン・ミカサも、他の人達と同じように壁の中で暮らしていましたしかしある日、その壁が超大型巨人によって壊され、エレンの母親はエレンの目の前で巨人に食べられてしまいます。
母を食べられたことから巨人への復讐を決意したエレンは、巨人を殺すためにアルミンやミカサと共に厳しい訓練をへて、調査兵団に入団し、巨人達と戦っていく物語です。
2011年に第35回講談社漫画賞少年部門を受賞し、さらに作者が「情熱大陸」に出演するなど、注目度と人気の高さがうかがえます。また海外での人気も高く、ハリウッドでの実写映画化が決まっています。
平成の名作アニメ⑫:ラブライブ!
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『ラブライブ!』は自分達が通っている学校・音ノ木坂学院を廃校の危機からすくうために、学校の名前を有名にして、入学者を増やそうと「スクールアイドル」として活躍する9人の女子高生達の姿を描いた作品です。
実際に声を担当している声優が紅白に出場して、パフォーマンスを披露したことや、ジャニーズのひとりが「ラブライブ!」のファン・ラブライバーであることを公言していることもあり、話題になりました。
また、この作品をきっかけに「スクールアイドル」というジャンルが確立しました。
平成の名作アニメ⑬:おそ松さん
■採点
作画 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『おそ松さん』は赤塚不二夫さんの漫画『おそ松くん』が原作となった作品です。おそ松くん達六つ子が成長してニートとなった姿を描いており、そんな彼らとイヤミやおでん屋のチビ太、トト子達が繰り広げる日常や騒動を描いた物語です。
パロディネタが多く、第1期の第1話はあまりにもパロディがすぎたようで、BD・DVDには収録されないというまさかの事態がおこりました。
しかし、その一方で第33回新語・流行語大賞に「おそ松さん」がノミネートするなど、社会的な流行を見せました。
平成の名作アニメ⑭:KING OF PRISM by PrettyRhythm
Netflixで「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観よう pic.twitter.com/vTE3dQjMk9
— ナガさん (@naga0528) 2019年6月24日
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は、テレビアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』の公式スピンオフ作品で、通称・キンプリと呼ばれています。一条シンは、如月ルヰからライブチケットを渡されて向かったライブ会場で、初めて「プリズムショー」を目にします。
その帰り道に、エーデルローズの主宰である氷室聖から才能を見出されたことをきっかけに、エーデルローズに入学し、そこで仲間達と共にプリズムショーに向けて努力する物語です。キンプリをきっかけに「応援上映」という上映方法が広まり、今では定番の上映方法のひとつとなりつつあります。
またアニメだけでなく、さまざまな作品で応援上映が開催されています。
平成の名作アニメ⑮:ユーリ!!!on ICE
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★★☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
『ユーリ!!!on ICE』はなかなか結果を出せずに、引退することも考えていたフィギュアスケート強化選手の勝生勇利が、あこがれの世界トップフィギュア選手・ヴィクトル・ニキフォロフの指導により、もう一度フィギュアスケートに向き合う物語です。
勇利達が拠点をおくことになった、勇利の故郷である九州の長谷津は創作ですが、そのモデルとなった佐賀県の唐津市には、たくさんのファンが聖地巡礼におとずれました。
参考記事:【聖地巡礼三十四弾】聖地の数が少ないけど本気でPR!佐賀のアニメ聖地を紹介
聖地巡礼による経済効果の具体的な金額は公開されていませんが、かなりの額だったと言われています。
平成の名作アニメ⑯:刀剣乱舞花丸
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
OP・ED | ★★★★☆ |
キャラクター | ★★★★★ |
話題性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
『刀剣乱舞』はゲーム『刀剣乱舞』を原作とした作品です。とある本丸を舞台にし、刀剣達の何気ない日常を描き、ゲームとはちがって戦いがなく、キャラクター達のおだやかな日常を垣間見られると人気でした。
刀剣乱舞は「刀剣女子」という言葉を生み出した他、消失していた刀剣の打ち直しや復興、また焼失した刀剣が改めて認められるなど、歴史や文化といった面にも大きな影響を与えました。
平成の名作アニメ⑰:ゴールデンカムイ
■採点
作画 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『ゴールデンカムイ』は野田サトルさんの漫画『ゴールデンカムイ』が原作のアニメです。
元陸軍兵の杉本佐一と、杉本のピンチを救ったアイヌの少女・アシリパが、アイヌの隠したという金塊を手に入れるため、金塊の在処を記した入れ墨をしている脱獄犯を探し、また同じく金塊を求める者達と時に戦い、手を組むといった、金塊をめぐるサバイバルを描いています。
アイヌ独自の食事のシーンがネットなどで非常に話題になり、それをきっかけに人気に火のついた作品です。
平成の名作アニメ⑱:けものフレンズ
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★☆☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『けものフレンズ』は人間の姿をした動物・フレンズと、そんなフレンズが暮らしているサファリパークに迷い込んでしまった迷子・かばんが、自分の正体を知って、自分と同じ仲間がいる場所を探すための冒険を描いた物語です。
可愛らしいキャラクターや、雰囲気に反するストーリーやラストが、とても話題になりました。またキャラクターの声を担当した声優達が歌う主題歌『ようこそジャパリパークへ』は、独特な歌詞と耳に残る曲調で、話題となりました。
平成の名作アニメ⑲:昭和元禄落語心中
■採点
作画 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★★★ |
OP・ED | ★★★★☆ |
キャラクター | ★★★★☆ |
話題性 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『昭和元禄落語心中』は雲田はるこさんの漫画『昭和元禄落語心中』が原作のアニメです。昭和50年頃、刑務所帰りの元チンピラ・強次は、刑務所の慰問落語で聞いた八雲の落語が忘れられず、出所後、八雲のところに押しかけて「弟子にしてほしい」と頼みます。
強次にかつての助六の面影をみた八雲は、強次に「与太郎」の名前を与えて弟子にし、自分の家に住まわせます。
そこで与太郎は、八雲と八雲の養女であり、助六の娘である小夏の間にある因縁を知ることになります。そうした因縁や時代の流れにのみこまれながらも、落語に生きた人々を描いた物語です。
原作漫画は第17回2013年度メディア芸術祭り漫画部門優秀賞、第21回手塚治虫文化賞神生賞などを受賞しました。
また、この作品をきっかけに落語に興味を持つ人が増え、2018年にはドラマ化もされました。
平成の名作アニメ⑳:君の名は
■採点
作画 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
OP・ED | ★★★★☆ |
キャラクター | ★★★☆☆ |
話題性 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
『君の名は』は東京で暮らす男子高校生・立花瀧と、飛騨の山奥で暮らす女子高生・宮水三葉の中身が入れ替わるという不可思議な現象と、1200年ぶりに地球へ接近する彗星にまつわる騒動を描いた作品です。
映画が公開されると13週にわたって1位を獲得し、日本の歴代興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』『タイタニック』『アナと雪の女王』に続いて4位となりました。また世界での日本映画興行収入としては『千と千尋の神隠し』を抜く337億以上を記録しました。
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平成を代表するアニメは日本らしさに溢れていた
平成を代表するアニメはロボットアニメや戦う少女達など、その後の日本のアニメを代表するような作風の火付け役になった作品や、忍者や日本の実在する場所を舞台にした作品など
「日本らしさ」に溢れていました。令和には、一体どのようなアニメ作品が登場するのか楽しみです。
以上、Find Anime編集部からのお届けでした。
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