制作会社・Studio五組の代表アニメランキングTOP20
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2010年に設立されたアニメ制作会社・Studio五組。アニメ制作会社としての歴史は浅いながらも、これまでに数多くの有名作品や話題となったアニメ作品の制作を手掛けています。今回は制作会社・Studio五組の代表アニメ作品や特徴をご紹介していきたいと思います。

この記事の目次

アニメ制作会社・Studio五組とは

Studio五組はGONZOのプロデューサーだった柴田知典が、『ストライクウィッチーズ』や『咲ーSakiー』を手掛けたゴンゾ第5スタジオのスタッフ達と独立する形で設立したアニメ制作会社になります。

2010年5月に設立され『こえでおしごと!』で元請制作を初めておこない、2014年には初のオリジナルアニメーション『結城友奈は勇者である』を制作する他、『咲ーSakiー』シリーズも引き続き、制作しています。アニメ制作会社AXsiZとは、同じビルの中で活動していた時期があることから、共同制作や下請けで参加することもあります。

Studio五組のアニメの特徴①萌えのクオリティーが高い

Studio五組が手掛けるアニメ作品は可愛い女の子達が多く登場する、いわゆる「萌え系」と言われる作品が多いです。作品の中に登場する女の子達が可愛いのはもちろんですが、その可愛さに非常にこだわりが見られます。

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たとえば、この『きんいろモザイク』の画像を見てもらえるとわかるように、一言で「可愛い女の子」と言っても、金髪・おかっぱ・ツインテール・ボーイッシュなど、さまざまなタイプの女の子がいます。

こうした可愛い女の子を描き分け、それぞれの女の子が持っている可愛らしさをStudio五組は見事に表現しています。

Studio五組のアニメの特徴②細かな描写

Studio五組は「細かな描写」も高く評価されています。たとえば、麻雀を題材にした『咲ーSakiー』では麻雀牌をうつ時の指の描写が細かいと話題になり「萌え系アニメ」と思っていた視聴者を驚かせると共に、可愛い女の子と本格的な麻雀描写というギャップで、新しいファンを取り込むことに成功しました。

またこの他にも『結城友奈は勇者である』の背景の美しさと、アニメのモデルとなっている四国の実際にある場所とのシンクロ率の高さも話題になりました。

Studio五組のアニメの特徴③熱いアクション

Studio五組は『結城友奈は勇者である』や『紅殻のパンドラ』などといったアクション作品も手掛けています。どちらも女の子達が戦う作品ではありますが、アクションシーンや作中に登場するロボットなどはかっこよく描かれており、本格的なアクションシーンを楽しむことができます。

また激しいアクションシーンが描かれることで、女の子達が巻き込まれてしまった非日常や戦いの激しさをよりリアルに感じ取ることができます。

ただの「女の子が可愛いアニメ作品」では終わらないところが、Studio五組のアニメ作品のもうひとつの特徴とも言うことができます。

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Studio五組のアニメランキングを紹介

■採点

作画★★★★★
ストーリー★★★★★
OP・ED★★★★★
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

ここからはStudio五組のアニメ作品を、独自のランキング形式で紹介していきたいと思います。

評価項目は作画の細かさや美しさを評価した「作画」。脚本の出来や予想のつかないストーリー展開などを評価した「ストーリー」。印象に残るOP・EDなどの「OP・ED」個性的・独創的な「キャラクター」「話題性」の5つとなっており、それらをふまえた「総合評価」となります。

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Studio五組のアニメランキング1位:きんいろモザイク

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■採点

作画★★★★★
ストーリー★★★★★
OP・ED★★★★★
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『きんいろモザイク』はイギリスでのホームステイを通じて仲良くなった少女達の日々を描いた日常系コメディー作品です。

主人公の大宮忍は中学生の頃、イギリスにあるアリスの家にホームステイし、アリスと友達になります。アリスも忍のことをとても慕っていましたが、ホームステイ期間が終わり、忍は日本に帰ります。

その後、高校生となった忍の元にアリスがやってきます。クラスメイトの小路綾と猪熊陽子、イギリスからやってきたもうひとりの少女・九条カレンも加わって、忍の日常はにぎやかなものになっていきます。

忍達の何気ない日常を描いた作品ですが、日常の中にある「雰囲気」が意識された作品で、音楽や作画、背景などにもこだわりを感じることができます。キャラクターの個性も際立っていて、忍達とアリス・カレンを通じて、日本人と外国人の間にあるギャップやカルチャーショックをコミカルに、かつ、わかりやすく描いています。

ひとつの話の中でキャラクターが大勢出てきますが、テンポよく進むストーリーやキャラクターの個性のおかげで、会話やストーリーがわかりづらいということもなく、最後まで楽しむことができます。

とくに留学経験のある人や身近に留学生がいる人は、つい「あるある」とうなずいてしまうネタが満載になっています。

Studio五組のアニメランキング2位:こえでおしごと!

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★★★
OP・ED★★★★★
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『こえでおしごと!』はエロゲー声優をすることになった女子高生の奮闘を描いたOVA作品です。女子高生・青柳柑奈(あおやぎかんな)は16歳の誕生日に、姉である青柳弥生に頼まれて、弥生の会社の仕事を手伝うことになります。

しかし、弥生の会社はエロゲーメーカーで、弥生の言っていた手伝いとはエロゲー声優だったのです。「自分にエロゲー声優なんて」と悩む柑奈でしたが、母から弥生がどれだけ柑奈を大事に思っているのかを聞かされ、エロゲー声優として活動することになります。

エロゲーを題材とした作品なので、そうした描写やワードなどが作中には数多く登場しています。しかし、それ以上に注目したいのは「エロゲー声優」という仕事に関する細かな描写です。

柑奈のエロゲー声優という仕事に関する葛藤や、仕事をする上での苦労が作中にはリアルに描かれています。エッチなシーンは一体どんなふうに収録されているのか、一度は思ったことのある疑問について、この作品はこたえてくれています。ふだん、エロゲーで遊ぶ人や声優という仕事に興味のある人にとくにおすすめの作品です。

Studio五組のアニメランキング3位:織田信奈の野望

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■採点

作画★★★★★
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★★☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『織田信奈の野望』は戦国武将達が美少女になっている世界に、タイムスリップした男子高校生と戦国武将達との恋と戦いを描いた歴史ファンタジー作品です。

男子高校生・相良良晴は、突然戦国時代の濃尾平野に飛ばされてしまいます。その世界では「武家の子供は性別にかぎらず第一子が家督を継ぐこと」になっており、今川義元や松平元康など名だたる武将達が女性として存在していました。

「戦国武将の女性化」という萌え要素が前面に感じられる作品ですが、それぞれの武将に関する設定や戦、歴史などは実際の史実が元になっています。キャラクターのデザイン性や作画のクオリティーも高く、アクションシーンも非常に迫力のあるものになっています。

良晴は「戦国ゲームが好き」という歴史が好きという一面があるため、ゲームで学んだ知識を活かして、信奈達のために自分から積極的に歴史に関わろうとするなど、熱い展開も作中には多く描かれています。

「歴史系作品」「熱い展開」「可愛い女の子によるハーレム」のそれぞれの良いところをすべて取り入れた作品です。一味ちがった歴史アニメを楽しみたいという人におすすめです。

Studio五組のアニメランキング4位:結城友奈は勇者である

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『結城友奈は勇者である』は、神世紀300年の四国を舞台に「勇者部」に所属する中学生・結城友奈が、仲間達と共に世界を守るために戦う物語です。

神世紀300年、讃州中学校2年生の結城友奈は、同じ勇者部に所属している親友の東郷美森、勇者部部長の犬吠埼風、そして風の妹である犬吠埼樹の4人で一緒に日々活動をしていました。

そんなある日、神樹がつくっている結界・樹海へと飛ばされた友奈達は「バーテックス」と呼ばれる存在によって、世界滅亡の危機がせまっていることを知り「神樹の勇者」として、バーテックス戦うことになります。戦う少女アニメのモチーフとしては珍しい「和」をモチーフにしたデザインとなっているのが特徴的です。

全体的に作画が美しく、日常パートではやわらかな空気が、樹海での戦闘シーンは非常に迫力があり、普段の日常パートとの落差によって、戦闘シーンがより過酷で激しいものに感じられます。

「能力を使うたびに、身体的な代償をともなうことになる」という設定も、戦う少女アニメにしては珍しく過酷な設定ですが「大きな力には何かしらの代償を払う必要があること」を作中では描いています。

Studio五組のアニメランキング5位:Aチャンネル

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■採点

作画★★★★★
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★★★
キャラクター★★★★☆
話題性★★★☆☆
総合評価★★★★★

『Aチャンネル』は、天然でドジッ子のるん、るんのことが大好きなるんの幼なじみのトオル、関西から引っ越してきた弱気なユー子、3人のツッコミ役であるナギの学園生活と日常を描いた学園コメディーです。

いわゆる「日常系」「空気系」と言われる作品ですが、作画のクオリティが高いことが話題になりました。キャラクターの個性も強く、それぞれの可愛らしさが前面に出た脚本になっていました。

耳に残る印象的なOPと「るん」の頭上で火花が上がるOPシーンや、アニメの途中で流れる劇中歌など、OPや楽曲にも注目が集まりました。

不思議な中毒性を持ったアニメで、作中で大きな事件などが起こることもないので、ゆっくりとした雰囲気のアニメや癒し系アニメを求めている人におすすめの作品です。

Studio五組のアニメランキング6位:この中に1人、妹がいる!

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『この中に1人、妹がいる!』は、主人公が生涯の伴侶を探す物語です。

父親が亡くなったことになり、世界的大企業の後継者候補となった主人公・帝野将悟。私立深流院学園に通いながら、生涯の伴侶を見つけるために奮闘する姿を描いたラブコメ作品です。

タイトルからもわかるように、ハーレム要素のあるラブコメ作品ですが、この作品がよくあるハーレム作品とちがうところは、将悟に異母妹がいることが発覚し、さらにその異母妹は将悟との結婚を目論んでいるということです。

このことによって、将悟は「生涯の伴侶探し」という他に「異母妹を探す」というミッションが増えることになります。

「異母妹を探し出す」というミステリー要素があることで、一筋縄ではいかないストーリーとなっており、ハーレム作品・ラブコメ作品としての他に、妹属性やミステリー要素が好きな人にも楽しめる作品となっています。

可愛いキャラクターに萌えながら、誰が異母妹なのかを推理しながら楽しむことができる、新しいタイプのハーレム作品です。

Studio五組のアニメランキング7位:紅殻のパンドラ

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★★
総合評価★★★★★

『紅殻のパンドラ』は、サイボーグやアンドロイドが社会に出回り始めた未来を舞台とした作品です。

全身義体の主人公・七転福音は最高級と言われている平和なリゾート島「セナンクル・アイランド」を訪れた際、強力な武装を持っている巨大自立型掘削機・ブエルが突然暴走を始めます。このことをきっかけに福音は美少女アンドロイドのクラリオンや、謎の女性科学者のウザル・デリラとともに、ブエルと戦っていくことになります。

原作は『攻殻機動隊』で有名な士郎正宗さんが担当されており『攻殻機動隊ARISE』へとつながる作品でもあるため、『攻殻機動隊』が好きな人だと、さらに作品を楽しむことができます。

主人公の福音は「世界平和」を目標に掲げる「他人のために頑張ることのできる少女」で、福音の頑張る姿は見ていて応援したくなります。福音がクラリオンのことが大好きで過剰とも言えるスキンシップを取るなど、作中には百合要素がちりばめられており、百合好きな人にも楽しめる作品になっています。

Studio五組のアニメランキング8位:ラーメン大好き小泉さん

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★★☆
キャラクター★★★☆☆
話題性★★★★☆
総合評価★★★★☆

『ラーメン大好き小泉さん』は、ラーメンマニアである小泉さんのラーメン愛に満ちた日常を描いた作品です。

女子高生・大澤悠のクラスに、ある日、小泉さんが転校生としてやってきます。無口でミステリアスな雰囲気の小泉さんのことが気になる悠は、小泉さんが無類のラーメンマニアであることを知ります。こうして小泉さんと一緒にラーメン屋をめぐる日々がはじまりました。

作中に登場するラーメン屋は実際にあるラーメン屋なので、聖地巡礼をすることも可能です。ラーメンを食べる小泉さん達の作画も非常に細かいのですが、毎回作中に登場するラーメンの描写が非常に丁寧で、見ているとラーメンを食べたくなってきます。

ラーメン以外の見どころとしては、悠の小泉さんに対する愛情です。「小泉さんとどうにかして仲良くなりたい」という強い想いのせいで、半ばストーカーのような言動になってしまっています。

そんな悠の想いを知っているからこそ、小泉さんと一緒に悠がラーメンを食べているシーンは「仲良くなれてよかったね」という想いを抱きます。

Studio五組のアニメランキング9位:セイレン

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★★★
キャラクター★★★★★
話題性★★★☆☆
総合評価★★★★☆

『セイレン』は大人になることに対して、不安を抱えた主人公とヒロインたちのひと夏の恋模様を描いた恋愛作品です。

高校2年生の夏、主人公の嘉味田正一は進路希望調査票に書いたことについて、担任に呼び出しを受けてしまいます。そのことをきっかけに正一は自分が大人になること、そして自分の将来について不安を覚えるようになります。

その後の正一の行動によって、ヒロインのルートが分岐するようになっており、オムニバス形式でストーリーが進んでいくという珍しい形になっています。ヒロインにはそれぞれ4話ずつ割り振られており、ルート分岐形式になっていることで、キャラクターがさらに深く掘り下げられたシナリオになっています。

『セイレン』は『アマガミ』から9年後を舞台とした作品になっており、正一達が通っている輝日東高校は『アマガミ』にも登場した学校になっています。

恋愛の甘酸っぱさだけでなく、恋愛の難しさや気持ちのすれ違いなどといった部分もリアルに描かれており、一昔前の少年漫画でよく見られた恋愛漫画に近い雰囲気を感じることができます。

Studio五組のアニメランキング10位:刀使ノ巫女

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★☆
総合評価★★★★☆

『刀使ノ巫女』は、異形の化け物たちと刀を使って戦う「刀使(とじ)」と呼ばれている少女たち活躍を描いた作品です。

古い時代から刀使(とじ)は異形の化け物である荒魂と戦っており、現代における刀使は、特別に御刀の所持を許された超法規的な国家公務員とされていました。刀使は普段は訓練学校に通う女子生徒で、ごく普通の学校生活を送っていました。

そんな中、全国にある学校から選ばれた刀使達が集められ、各自の技を競い合う大会が開かれることになります。日々訓練を積んでいた主人公の衛藤可奈美も大会に出場することになりますが、その大会で刀使に関する真実を知ることになります。

個性的なキャラクター達がひとりひとり丁寧に作り込まれており、キャラクターにそれぞれあった刀や制服のデザインなど細かな部分にこだわりが見られ、センスが非常に光っています。

高い作画技術が惜しみなく使われている戦闘シーンには迫力とスピード感があり、さらに刀を打ち合うキャラクターの感情や刀の重みが感じられます。

Studio五組のアニメランキング11位:断裁分離のクライムエッジ

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★★☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★★☆
総合評価★★★★☆

『断裁分離のクライムエッジ』は、どんなハサミでも切ることのできない呪われた髪を持っているヒロインと、そんなヒロインを守る主人公の戦いを描いた物語です。

主人公の灰村切は「女性の髪を見ると切りたくなる」という衝動を抱えながら、日々を過ごしていました。そんなある日、切は偶然立ち寄った幽霊が出るという噂のある洋館で、呪われた髪を持つ武者小路祝に出会います。祝の髪がどんなハサミでも切ることのできないものだと知った切はふだんからお守りとして持ち歩いていたハサミを使い、祝の髪を切ることに成功します。

このことから切は毎日祝の髪を切ってあげることになりますが、切の持っていたハサミは「殺害遺品(キリンググッズ)」と呼ばれる特別な力を秘めたものだったのです。祝と出会い、祝の髪を切ったことによって、切は殺害遺品をめぐる殺人ゲームへと巻き込まれていくことになります。

切をはじめ、さまざまな殺害遺品の持ち主が作中には登場しますが、殺害遺品をめぐってのバトルシーンはとても迫力があります。また切が「髪フェチ」という設定もあって、キャラクターの髪への描写にこだわりが感じられました。

Studio五組のアニメランキング12位:ランス・アンド・マスクス

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★☆☆
総合評価★★★★☆

『ランス・アンド・マスクス』は、騎士が存在する21世紀が舞台となった物語です。主人公の花房葉太郎は騎士団を抜けてさまよっている最中に、大財閥の令嬢である鬼堂院真緒に出会います。大きな屋敷にひとりで暮らしている真緒の姿を見た葉太郎は、真緒のそばにいることを決意し、真緒に仕えることとなります。

そんな葉太郎には「仮面の騎士・ナイトランサー」という、もうひとつの姿がありました。ナイトランサーであることを隠しながら、真緒とおだやかな日々を過ごしていた葉太郎でしたが、その日常は葉太郎や真緒を狙う者達によって破られてしまいます。

この作品で特徴的なのは、アニメの絵柄です。ライトノベルを原作とした作品ですが、ライトノベルにあった差し絵のやわらかで、可愛い絵柄や雰囲気を崩すことなく、アニメの中でも再現しています。

困った女性をほうっておけない・キザなセリフを口にして手の甲にキスをしてその場から去るなどといった、葉太郎が生まれつき持っている「騎士道体質」という設定もとても面白いです。

葉太郎のランスを使った戦闘シーンは迫力があり、戦闘シーンで流れるフラメンコを連想させるような音楽もとてもよく合っています。「騎士道」という固いテーマの作品ですが、葉太郎の体質をはじめとした笑えるシーンも盛り込まれており、気楽に楽しむことのできる作品です。

Studio五組のアニメランキング13位:咲ーSakiー全国編

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★★★
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
話題性★★★☆☆
総合評価★★★★☆

『咲ーSakiー全国編』は、奇跡的な麻雀を打つことができる女子高生が麻雀部に入部し、全国大会の頂点を目指していく物語です。

主人公の宮永咲は、最終的にはプラマイゼロで毎局あがることのできる奇跡的な麻雀を打つことができます。そんな咲はある日、出会った原村和の麻雀の打ち方にひどく感動したことをきっかけに、麻雀部に入部します。

そこで出会った仲間達と切磋琢磨し、麻雀の腕を磨きながら、咲は和や仲間達と一緒に全国大会を目指していきます。麻雀が競技のひとつとして成り立っているという世界設定が話題となった作品で『咲ーSakiー全国編』はシリーズ3作目となります。

麻雀を打っている時の臨場感やキャラクター達の牌を持っている手の動きなどが、非常に細かく描かれており、作画のクオリティが前作以上に高くなっています。

作中に登場するキャラクター達も個性的で可愛く描かれており、それぞれのキャラクターに用意されているエピソードも非常に印象的なものになっています。

Studio五組のアニメランキング14位:となりの吸血鬼さん

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★★☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★☆☆
総合評価★★★★☆

『となりの吸血鬼さん』は、ひょんなことから吸血鬼に助けられた主人公と吸血鬼の日常を描いた日常系コメディー作品です。人形好きの主人公・天野灯は「生きた人形がいる」という噂のある洋館を探しに行きますが、その途中で迷子になってしまいます。

灯はソフィー・トワイライトという少女に助けられますが、そのソフィーこそ生きた人形と噂されている吸血鬼だったのです。人形のように可愛いソフィーのことを気に入った灯は、ソフィーの屋敷に毎日のように通うようになり、そのうち屋敷に住み始めてしまいます。

こうした作品では「吸血鬼が人間の元に押しかけてくる」というパターンが多くなっていますが、この作品は「人間が吸血鬼の元に押しかける」という逆パターンになっています。

全体的に灯とソフィーのほのぼのとした日常が描かれていますが、灯の友人である夏木ひなたや吸血鬼のエリーが途中から加わり、これまでひとりぼっちだったソフィーの日常がにぎやかになっていきます。

見ていてほっこりとした気持ちになれる、癒し系の作品です。ゆっくりとした気持ちでアニメを楽しみたいという人に、とくにおすすめの作品です。

Studio五組のアニメランキング15位:徒然チルドレン

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

『徒然チルドレン』は、高校生達が恋に悩んだり、青春を楽しんだりする日常を描いた青春群像劇です。基本的に1話完結型のオムニバスストーリーとなっており、原作である4コマ漫画のテンポをそのまま楽しむことができます。

作中に登場するキャラクター達がとても魅力的で、純粋・クール・熱血などといった、さまざまな恋愛模様を楽しむことができます。

また付き合っているふたりでも感情がすれ違ってしまったり、うまく自分の気持ちを相手に伝えることができないなど、「付き合ったあとの恋愛について」が描かれているのがリアルでした。

15分アニメですが、短い時間の中に面白さと恋愛や青春の甘酸っぱさが、ぎゅっと詰めこまれた作品です。

Studio五組のアニメランキング16位:えんどろ〜!

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★★
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
話題性★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

『えんどろ〜!』は、異世界にある剣と魔法が存在しているナラル島を舞台としたファンタジー作品です。魔王を倒す勇者に選ばれた少女・ユーリア・シャルデット(ユーシャ)は、聖者のセイラ、戦士のファイ、魔法使いのメイと一緒に魔王を倒す旅に出ます。

戦いの末、魔王は時限の彼方へと去り、ユーシャ達の旅は終わりを告げたはずでした。 目を覚ましたユーシャ達は何故か冒険者学校に通う生徒になっており、ユーシャ達の前に新任教師としてあらわれたのは、倒したはずの魔王(マオ)でした。

「勇者と魔王」とよく見かける設定ではありますが、冒頭から魔王が勇者に倒されてしまい、そこから時間が逆行して物語が始まっていくという珍しい導入になっています。

登場するキャラクター達が可愛く、中でも幼い少女となった魔王(マオ)がとても可愛いです。可愛いだけでなくそれぞれの特徴づけがとても上手く、キャラクターとして印象がきちんと残ります。

またストーリーも秀逸で、魔王の孤独などといった魔王再度についてもきちんと描写されているのが非常によかったです。ゆるい萌えや可愛さの中にも、熱い展開がある作品です。

Studio五組のアニメランキング17位:僕は友達が少ない

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■採点

作画★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★★
話題性★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

『僕は友達が少ない』は、Studio五組が制作協力をしたアニメ作品です。聖クロニカ学園に通うことになった羽瀬川小鷹は転校初日から遅刻してしまい、あせっていたせいもあって自己紹介も失敗してしまいます。転校から1か月がたっても、くすんだような金髪のせいで周りからヤンキーと勘違いされ、クラスの中で浮いた存在になっていました。

ある日の放課後、教室へ忘れものを取りに戻った小鷹は、いつも不機嫌そうにしているクラスメイトの三日月夜空が、ひとりで楽しそうにしゃべっているところを目撃してしまいます。

空想の友達である「エア友達」と話していたと釈明する夜空は、友達をつくるために「隣人部(りんじんぶ)」という部活をつくり、同じように友達のいない小鷹は無理やり隣人部に入部させられることになります。

タイトルにもなっている「友達が少ない」といった悩みは簡単なようで深い悩みで、そうした悩みをもっている小鷹達には共感できる部分が多くあります。主人公である小鷹は見た目は恐いものの優しい性格の持ち主と好感の持てる設定で、夜空達も残念な部分があり、憎めない性格をしています。

コメディー要素が多く作画も綺麗で、最後まで楽しんで見ることができる作品です。

Studio五組のアニメランキング18位:ふらいんぐうぃっち

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■採点

作画★★★★★
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
話題性★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

『ふらいんぐうぃっち』は、Studio五組の制作協力アニメ作品です。魔女見習いの木幡真琴は「魔女のしきたり」に従い、15歳で使い魔である黒猫のチトと一緒に、青森で暮らしている従弟の圭・千夏の元で居候を始めることになります。

ほうきで空を飛ぶことしかできず、魔女として半人前の真琴は、一人前の魔女になるために修行に取り組んでいきます。そんな真琴の日常を描いた作品です。

魔女が主人公の作品となっていますが、大事件が起きるわけではなく、少し不思議なできごとが起こります。そうした日常の中に不思議なできごとが自然に溶け込んでしまう、のんびりとした空気が、この作品の魅力です。

青森が舞台となっており、作中に登場する背景は非常に美しく描かれており、四季の移り変わりを感じることができます。日常の空気と美しい自然、そして魔女や魔法という不思議さが、うまい具合に混ざり合っている、どこかあたたかさを感じる作品です。

Studio五組のアニメランキング19位:あまんちゅ!

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作画★★★★★
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
話題性★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

『あまんちゅ!』は、Studio五組の制作協力アニメです。高校進学をきっかけに伊豆に引っ越してきた内気な少女・大木双葉は、通学用のスクーターに乗る練習をしている最中に、海岸で小日向きのに出会い、海の魅力について話を聞くことになります。

その後、入学した高校で双葉はきのの孫である小日向光と同じクラスになります。高校では必ずどこかの部活に入らなくてはならず、双葉は海の魅力について、きのに教えてもらったこともあり、ダイビング部に入部することを決めます。

内気だった双葉が光やダイビングとの出会いを通じて、次第に自分に自信を持つようになっていく姿やダイビングの資格取得に挑戦する姿は、見ていて応援したくなります。

ダイビング部ということで、作中には海の中の描写が多く登場しますが、作画が非常に美しく、まるでアニメを見ているこちらも双葉達と一緒に海の中にいるかのような気持ちになって楽しむことができます。

ダイビング部の顧問の火鳥先生の「願いや目標が無くてもいい。動けば必ず何かに出逢える」というセリフなど、心を動かされる名言も作中には多く登場します。心が癒されるとともに、何か新しいことに飛び込む勇気をもらえる作品です。

Studio五組のアニメランキング20位:カードファイト!!ヴァンガード

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■採点

作画★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
OP・ED★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
話題性★★★★★☆
総合評価★★★☆☆

『カードファイト!!ヴァンガード』は、Studio五組の制作協力アニメです。主人公の気弱な中学生・先導アイチは後ろ向きで、目立たないように日々を過ごしていました。そんなアイチにとって、子供の頃にもらったカードゲームの1枚のカードは心の支えになっていました。

そのカードに導かれるように、アイチはカードゲーム・ヴァンガードを知り、カードファイトを始めることになります。カードファイトを通じてアイチは仲間やライバルと出会い、ヴァンガードで圧倒的な強さを誇る高校生・櫂トシキと戦うという目標を持つことになります。

気弱で後ろ向きだったアイチがヴァンガードやカードファイトを通じて成長し、次第にたくましくなっていく姿がとてもかっこよく描かれています。アイチの仲間やライバル達もそれぞれ魅力的に描かれています。

ヴァンガードという実際にあるカードゲームが登場しますが、アイチがルールを覚えていくというストーリーがあるため、ルールを知らない人もアイチと一緒に自然にルールを覚えていくことができます。

Studio五組のアニメはキャラクターが魅力的

Studio五組のアニメの特徴は「キャラクターが魅力的に描かれていること」だと思います。とくに女の子キャラクターの可愛らしさには定評があり、萌え系・美少女系から戦う女の子など、さまざまなタイプの女の子を魅力的に描いています。

これはStudio五組が『ストライクウィッチーズ』『咲ーSakiー』の流れを組んでいるからでもあります。他のアニメ会社と比べるとまだ日が浅く、制作協力のアニメ作品も多いですが、今後、どのようなオリジナル作品をStudio五組がつくっていくのか非常に楽しみです。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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