百合アニメ
出典:Amazon

「百合アニメ」というカテゴリーを皆さんはご存知でしょうか。主に女性同士の恋愛や濃い友情、または友達以上恋人未満の微妙な関係を描いたアニメ作品として、広く認識されています。今回は耽美でミステリアス、そして純潔。そんなイメージのある「百合アニメ」の人気作品をランキング形式でご紹介致します。

百合アニメとは

まず、『百合アニメ』とは、具体的にどういった作品を指すのか改めてまとめてみましょう。「百合」とは、広い意味で女性の同性愛、また、それを題材とした各種作品全般を指します。作品の場合、女性同士の恋愛だけでなく恋愛に近い友愛や広く友情を含んだ作品も、百合と呼ばれる場合が多いです。

現在の「百合」の定義が、多くの人々の共通認識とされ始めたのが2000年代。百合アニメの金字塔とも言われる『少女革命ウテナ』、百合ライトノベルである『マリア様がみてる』により第一次百合ブームが起こったことがきっかけでした。

なお、「レスビアン」(以下レズ)も、「女性同士の恋愛作品」を指す言葉として知られています。しかし、一般的には「レズ作品」の場合、「百合作品」と比べてはっきりとした恋愛感情や、性描写があることが多く、その恋愛の密度の度合いで区別されるとのことです。

しかし、現在、その境界も曖昧なことが多く、一概には言えなくなっているというのが現状だそうです。

百合アニメの歴史は古い

「百合」の歴史は古く、語源は1970年代にまで遡り、当時の男性同性愛者向けの雑誌『薔薇族』が、男性同性愛者を指す「薔薇族」の対義語として、「百合族」という言葉を提唱したことによると言われています。

同誌には女性読者の投稿コーナー「百合族の部屋」が設けられたそうです。百合は元々女性向けの作品だったのですね。

また、1970年当時は学校も男女別学、女子は学校卒業後には親の都合で決められた結婚が待っていたため、「閉鎖的な女子だけの空間」で同性へ向けての擬似恋愛や、恋愛感情に近いくらいの友情や憧憬を抱くことも多かったようです。

さらに、同時期に「宝塚歌劇団」が旗揚げされたことにより、女性同士の強い結びつきを描いた作品が注目されるようになりました。

百合アニメが人気な理由①男なんていらない!

百合アニメにおいて、登場人物は女性のみという場合がほとんどです。男性キャラクターが出てくる場合も、上司や教師など、登場人物たちの人間関係にあまり深く関わらないモブ同然の立ち位置であったり、同性愛者であるヒロインに振られるピエロ役が一番多く見られます。

女性たちだけの人間関係の中で築かれる美しい友情や恋愛模様が、百合作品の魅力のひとつであるといえるでしょう。

百合アニメが人気な理由②ピュアな乙女心

現在「百合アニメ」として認定されている作品は、恋愛ものだけとは限りません。先輩への憧憬やクラスメイトとの友情など、その裾野はかなり広いです。しかし、恋愛感情に近いくらいの強い想いを抱く彼女たちの乙女心は、見ているこちらでさえもむずがゆくなるほど純粋です。

男女の恋愛模様では、その性差ゆえのすれ違いを表現することも醍醐味のひとつではあります。しかし女性同士でも、恋愛も友情もなかなか思い通りにはいかないもの。そんな、彼女たちのお互いの「乙女心」を見届けられるところも、百合アニメにハマってしまう要因のひとつではないでしょうか。

百合アニメが人気な理由③誰の心にも入り込む絵柄とストーリー

百合作品が元々女性向けであったこともあり、百合アニメの原作の多くは少女漫画的な絵柄です。先程述べた『美少女戦士セーラームーン』がその代表作ですね。その他、多くの少女漫画、レディースコミックで、百合作品が発表されてきました。

しかし、2011年放送の『ゆるゆり』以降、視聴者層が特に男性に傾いてきました。現在の男女比は、6:4くらいだそうです。それを受けて、現在ではいわゆる男性ウケする「萌え絵」を意識したキャラクターデザインの百合アニメが多く制作されています。

ストーリーや絵柄など、その種類が多岐にわたる百合アニメ。楽しみ方が色々あるからこそ、男女問わず、多くのファンがいるのでしょう。

平成最後の百合アニメランキングを紹介

さて、ここからが本題です。百合アニメもこの30年の間に大きく変化してきました。そんな平成の集大成でもあるランキングが「アキバ総研」から発表されました。その名も「壁になりたい!百合アニメ人気投票」。

今回は、公式投票企画として2月26日(火)~3月13日(水)まで実施していたこちらのランキングを参考にして、1位から10位までをご紹介します。皆さん納得の話題作から、あの作品まで「百合アニメ」に分類されるのか、など意外な投票結果も多く見られたので、最後までお見逃しなく。

百合アニメランキング第1位:citrus 23909票

『citrus』は、見た目はギャルだが一度も恋をしたことのない女子高生・藍原柚子(cv.竹達彩奈)が、親の再婚により藍原学院女子高等学校へ編入するところから物語は始まります。

彼氏ができないと、初日から絶望に打ちひしがれる柚子の前に現れたのは、生徒会長の藍原芽衣(cv.津田美波)。芽衣は校則に従わない柚子を厳しく叱責して2人は最悪の出会いを果たします。しかし、実はこの芽衣こそ親の再婚相手の娘であり、義理の姉妹となった2人は同じ屋根の下での生活をスタートさせることになります。

性格の異なる2人は互いに反発するも次第に惹かれ合っていく、といった王道の学園ラブストーリーです。

2位以下に圧倒的な差を付けて、堂々の1位を獲得したこの『Citrus』。放送が2018年1月6日から3月まであり、比較的最近であることもひとつの要因でしょうが、やはり、人気はそのストーリーにあると言えるでしょう。

元々、正反対の性格のふたりが、複雑な家庭環境と思春期の心の揺れ、そして、恋愛模様だけではなく友情や彼女たちの日常といったバックグラウンドまで丁寧に描いていることが、この作品の最大の魅力ではないでしょうか。クレジットには「ギャル監修」という役割まで提示されており、「今どきのギャル」のリアルを追及した細かい演出など作りこまれた世界観も含めて、『Citrus』は文句なしの1位でしょう。

百合アニメランキング第2位:やがて君になる 17125票

やがて君になる』も、3位を大きく離しての2位ランクインとなりました。遠見東高校の1年生・小糸侑(cv.高田憂希)は、誰かを特別に思う気持ちが理解できない、という悩みを抱える少女。1学期のある日、侑は生徒会役員の七海燈子(cv.寿美菜子)と知り合います。侑は、燈子が多くの生徒から告白されるも、そのいずれにも心を動かされたことがないと知り、彼女に悩みを打ち明けます。

しかし、直後に侑は燈子から告白されてしまいます。侑は燈子の告白に戸惑いますが、燈子のことを深く知るべく、彼女と同じ生徒会に加わることになります。 季節は流れて2学期。生徒会主催の劇も成功に終わり、燈子は劇団に入団するなど、新しい一歩を踏み出します。一方で、侑の中では燈子に対する想いが膨らんでおり、遂には燈子に告白するに至ります。

アニメは2018年10月から12月まで全13話が放送が放送されました。この作品の魅力は何といっても心理描写でしょう。原作者の仲谷鳰さんは、本作について、「ガールズラブのど真ん中を描こうとしている漫画」だと述べています。

つまり、少女たち登場人物が他の登場人物と繋がりを持つ際、その繋がりの形として友情ではなく恋愛を選ぶという決断と、その決断に至るまでの葛藤を指しており、本作ではそのような少女たちの揺らぐ気持ちが丁寧に描写されていおります。

その表現は、小説を読んでいるかのような繊細な言葉で構成されており、「文学より文学的な漫画」とも評されています。

また、原作が完結していない本作をアニメ化するにあたって、原作者の仲谷鳰さんも監修に大きく関わっていることも、評価が高いポイントでしょう。原作に忠実に構成しつつ、単行本のおまけ漫画も端々に織り込むといった、アニメファンだけでなく、原作ファンにも配慮の行き届いた構成になっており、その完成度はかなり高くなっております。

こちらもまだ新しい作品のため、グッズやBlu-ray&DVDも絶賛発売中ですので、気になる方は是非、ご覧になって下さい。

百合アニメランキング第3位:ゆるゆり 3498票

「ゆるゆり」は、七森中学校の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち、そして家族たちの、時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く作品となっております。

個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公・赤座 あかり(cv.三上枝織)を中心に、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、ゆるゆるとした空気感の中で扱われております。まさに「ゆる」やかな「ゆり」が本作のコンセプトです。

「ゆるゆり」は2011年から2015年まで全3シーズンが放送され、百合アニメで一、二を争うくらいに人気の根強い作品であるといえるでしょう。百合アニメといえば、心の交わりや、友情から恋愛に変わる瞬間の美しい描写が魅力のひとつだとも言えますが、この『ゆるゆり』は、ギャグアニメにも分類可能な程のハイテンションなボケとツッコミが詰め込まれています。そんな彼女たちの可愛らしい学生生活を垣間見れるところが人気の秘訣でしょう。

また、2011年当時は新人声優であった「ごらく部」の面々も、今では実力派の人気声優。彼女たちの成長も感じつつ、また『ゆるゆり』を見直してみるもの良いかもしれませんね。

実は、原作者のなもりさんの「ゆるゆり」の書き下ろし新作が、『コミック百合姫』にて不定期ながら、今年からまた掲載が再開されているようです。今後、「ゆるゆり」第4期も期待出来るのではないでしょうか。

百合アニメランキング第4位:あさがおと加瀬さん。1046票

『あさがおと加瀬さん。』も1000票以上を獲得して、話題作が多くランクインするなかで大健闘しました。ある年の4月、西高校の2年生で陸上部員・加瀬友香(cv.佐倉綾音)は、同学年の緑化委員・山田結衣(cv高橋未奈美)が校内の草むしりをしているのを見かけます。彼女の草むしりに対する思いを知った友香は、それ以来、結衣のことを目で追うようになり、夏休み前、校内のあさがおに水やりにきた結衣に話しかけます。

一方、結衣も、声をかけられたことがきっかけで友香に好意を抱き、交際をスタートさせます。

本作の人気の最大の理由は、恋や青春における「きらきらしたピュアさ」でしょう。あるアニメ雑誌では、『あさがおと加瀬さん。』の魅力として、「女の子同士だからこそできる恋やドキドキ感がとても初々しく、キュートな絵柄で描かれている」点を挙げています。

また、原作者の高嶋ひろみさんは、「学生時代の『好きでたまらない』『歯止めがきかない』感じ」を「ピュア百合」と命名し、本作のテーマとして表現しようと試みたそうです。

実はこちら地上波アニメ放送はされておらず、YouTubeでのアニメクリップと劇場版OVAがアニメで公開されているだけなんです。それだけの露出で、これ程の人気と知名度を誇るあたり、本作の人気が窺い知れますね。彼女たちの、少女漫画の王道を突き進むピュアでみずみずしいラブストーリーは必見です。

百合アニメランキング第5位:魔法少女まどか☆マギカ 801票

ここで意外なアニメがランクインしました。『魔法少女まどか☆マギカ』は、2011年1月から4月まで放送された、「まどマギ」の愛称でも知られる、当時一大ブームを巻き起こした作品です。

本作はすでに類型が確立している魔法少女ものというジャンルに新たな切り口を導入することを意図した作品。しかし題名に魔法少女を冠してはいますが、いわゆる魔法少女ものというよりも魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジーとしての作風が色濃いことも特徴です。

物語は、鹿目まどか(cv.悠木碧)が巨大な怪物に破壊された新興都市・見滝原市街地で傷つきながら戦う少女暁美ほむら(cv.斎藤千和)を目撃し、白い動物のような生き物キュゥべえ(cv.加藤英美),から「僕と契約して、魔法少女になってよ」と告げられる夢を見るところから始まります。そのすぐ後にほむらはまどかと同じクラスの転校生として現れ、ほむらはまどかに「魔法少女になってはならない」という警告をします。

徐々に明らかになってゆく、キュウべえの企みと魔法少女のシステム。まどかは苦悩しながらも魔法少女の悲劇を終わらせるために魔法少女となります。

まどマギはこれまでの作品とは違い、はっきりとした同性愛が表現されている作品ではありません。しかし、ほむらのまどかに対する友情は、恋愛感情に近い程に一途で重い感情であるため、そんなほむらの想いが、百合好きさんたちのアンテナに引っかかたのかもしれませんね。

劇場版『[新編] 叛逆の物語』では、ほむらはまどかを消滅させないため、悪魔化した時に、ソウルジェムと異なる「ダークオーブ」が登場しました。これはほむらの砕かれたソウルジェムの破片をまとって生まれた物で、ほむらの感情の極みによって再構築されたものです。ほむら曰く、彼女のソウルジェムを濁らせたのは呪いではなく「愛」だそうです。

まだまだ新作に期待かかかる『魔法少女まどか☆マギカ』。ほむらの友情が愛へと変わり、より百合作品としても楽しめるアニメになりそうですね。

百合アニメランキング第6位:咲-Saki- 733票

『咲-saki-』は、主人公・宮永咲(cv.植田佳奈 )を含めた多くの主要登場人物が女子高生で構成されている麻雀をテーマにしたアニメです。全国高校生麻雀大会(インターハイ)優勝を目指す清澄高校麻雀部と、その新入部員である宮永咲の物語です。

作中では高校生・中学生の競技麻雀公式大会も行われており、彼女たちの麻雀を通した青春を軸に、物語が進んでゆきます。本作は麻雀漫画では珍しく、萌え絵の美少女雀士が活躍して、主人公の宮永咲をはじめとする登場キャラクターたちが超人的な闘牌を見せます。

その一方で、初心者と上級者でツモ牌を切る動作に違いがあったり、捨牌の並べ方がキャラクターによって異なるなど麻雀描写は本格的で、非常に丁寧に描かれています。そのゆるい絵柄と少女たちの麻雀への熱意とのギャップが、『咲-saki-』の特徴であり、魅力であると言えるでしょう。

また、作中では、特殊能力を使えるキャラクターもいますが、可能性は限りなく低くとも「卓上では起こりうる」範囲とすることが、原作者小林立さんのこだわりだそうです。そのリアリティーも『咲-saki-』の人気のひとつだと言えますね。

その原作人気もあってか、アニメは2009年4月から9月まで2クール放送されていました。

先程の『魔法少女まどか☆マギカ』に引き続き、直接的な恋愛描写が含まれていないにも関わらず700票以上の得票数で、10年前の作品であるにも関わらず、変わらぬ人気が伺えます。

女子高生たちが協力しながら目標に向かって突き進む様子は、百合アニメに通ずる、爽やかで美しい友情が見て取れます。原作も現在連載中ですので、アニメの続編も近いうち実現するかもしれませんね。

百合アニメランキング第7位:リズと青い鳥 671票

『リズと青い鳥』は、「1本の独立した映画」としても成立するよう制作されていますが、『響け!ユーフォニアム』の続編でありスピンオフという位置付けでもあります。

高校の吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれ(cv.種崎敦美)と、フルートを担当する傘木希美(cv.東山奈央)を主人公に、卒業を控えた高校3年生の二人が「高校最後のコンクール」に挑む青春模様を描く、長編アニメーション映画です。

新聞の書評では、テレビ版を知らなくても、みずみずしい映像世界に魅了される逸品であると評されています。「多感な少女たちの内なる思い」をセリフに頼らず、2人が歩く足元のクローズアップ、髪を払う仕草、視線の交錯とすれ違いなど、山田尚子監督が繊細な描写で見事に表現したことを絶賛しています。

さらに、セリフを極限まで削り、実写映画に近いカメラアングルで登場人物の心を表したことで「青春ドラマの定型」を破ったとも言えるでしょう。最後に少女たちが見いだす友情の真理も感動的である、とも解説されていました。

以上のように、特に心理描写の評価が高いことが本作の特徴です。独占欲にも似た友情と、友人への羨望、自分への失望。壊れやすい砂糖菓子のような繊細な作風は、「これは私の話だ」などと心に強く響く人もいるのではないでしょうか。

百合好きはもちろん、映画好き、吹奏楽部出身者にも是非見て欲しい作品です。

百合アニメランキング第8位:ストライクウィッチーズ 569票

『ストライクウィッチーズ』とは、島田フミカネさんおよび、Projekt Kagonish原作・角川書店企画のメディアミックス作品を指します。また、コラム・漫画・小説・アニメなどのメディアを全て含めた総合プロジェクトを「ワールドウィッチーズシリーズ」と称します。

『ストライクウィッチーズ』見所はなんといっても 可憐な少女たちの熱くて清らかな友情でしょう。異形の敵との戦いばかりの厳しい世界観の中で、少女たちは協力し、切磋琢磨して信頼を深め合ってゆきます。そんな少女たちの一生懸命な姿に心打たれるファンの多いのではないでしょうか。

本当に可愛らしくて魅力的な女の子たちがたくさん出てくるので、お気に入りの百合カップルも見つかると思います。

そして、もう一つの魅力であるのが、「ネウロイ」との大迫力のバトルです。少女たちの扱う武器や少女たちの人物設定にも。現実の武器や歴史上の人物がモデルのなっていることも多いようなので、ミリタリー好きや歴史好きも一度ご覧になっては如何でしょうか。

百合アニメランキング第9位:桜Trick 497票

『桜Trick』は、先程までの友情と恋愛の微妙なラインの関係ではなく、しっかりとした女子高生同士の恋愛も描かれています。アニメは2014年1月から3月まで放送されていました。

主人公・高山春香(cv.戸松遥)と園田優(cv.井口裕香)は、美里西高等学校第62期生として入学します。新しい環境で人間関係も広がっていく中、優が大好きな春香は、優が他の女子生徒とさっそく仲良くしている様子を見て嫉妬してしまいます。そのうち、春香は自分だけが優の「特別」な友達でありたいと願うようになり、優にその想いを打ち明けます。

それに対して優は春香に「他の子たちとは絶対にしないことをしよう」と提案します。春香が答えた他の友達とはしない「特別」なことは「キス」することでした。

ふたりの「秘め事」として始めたキスですが、他生徒に目撃されたり、春香が先輩の女子生徒に告白されたりと、恋愛のもつれにもドキドキきゅんきんしてしまう作品です。また、毎回キスシーンが入ることでも当時話題になりました。

作中春香は先輩と同級生、2人から告白を受けていますが、結局優との関係は恋愛なのか友情なのか、あやふやなまま物語は終了してしまいます。そんな、なんとも言えない不思議な結びつきに萌えてしまう、百合アニメの良いポイントが詰まった作品です。

百合アニメランキング第10位:このはな綺譚 441票

さて、ラストを飾るのはこれまた人気作品『このはな綺譚』です。八百比丘尼に拾われ育てられた野狐(狐っ娘)の柚(cv.大野柚布子)は、社会勉強のために高級温泉旅館・此花亭の仲居となります。

柚は個性的な先輩仲居たちと日常を過ごす中で彼女らの優しさに触れ、仲居の仕事を通して、柚が内面的に成長してゆく物語です。

アニメは2017年10月から12月まで放送されていました。『このはな綺譚』の魅力は、可愛らしいキャラクターデザインでしょう。「此花亭」の仲居は全て少女の姿をした狐という設定です。愛らしい少女にもふもふとしたきつねの耳がついているキャラクターたちは、見ているだけで癒されます。

当初、柚と彼女の先輩で相棒である皐(cv. 秦佐和子)は恋人になる予定だったそうですが、原作の連載が途中で止まってしまったため、アニメでも未だ「仲の良い先輩・後輩」の関係だそうです。

現在、連載も再開しており、再び人気に火が付いてきているようです。アニメ第2期が放送されれば、仲睦まじいふたりの姿が見られるかもしれませんね。

百合アニメは多種多様な楽しみ方がある

ランキング上位には、女性同士の恋愛を描いている、誰もがイメージする「百合アニメ」がランクインしていました。一方で、直接的な恋愛表現がなくとも、青春や深い友情の中で育まれる「女性たちの心の触れ合い」を表現している作品も、百合ジャンルに含まれていましたね。

2000年代以降の躍進により、今後より注目が集まっていくであろう「百合アニメ」。令和の百合アニメはどんな傑作が生まれるのか、今から楽しみですね。

以上、Find Anime編集部からのお届けでした。

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